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資料4-1_ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会 報告書(案) (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24100.html
出典情報 ワクチンの流通情報の基盤整備に向けた検討会(第3回 2/25)《厚生労働省》
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(1) 製造販売業者(ワクチンメーカー)が保有している流通情報
製造販売業者(ワクチンメーカー)が保有しているワクチンの流通情報のうち、ワ
クチンの流通情報をモニタリングするために活用できる可能性があるデータは、ワク
チンの出荷量や(卸売販売業者から提供される)医療機関別の販売実績のデータ等で
ある。これらのデータは、製造販売業者(ワクチンメーカー)の IR 情報等の公表情報
の根拠データとして活用されているため、正確性が高い。
これらのデータは各製造販売業者(ワクチンメーカー)内で保存され、概ね日次で
更新されているため、迅速性も確保されている。ただし、定期接種ワクチンは複数社
から製造販売されており、製造販売業者(ワクチンメーカー)が保有しているワクチ
ンの流通情報は自社製品に関するデータに限定される。このため、全ての定期接種ワ
クチンについて全国における流通情報をモニタリングするためには、複数の製造販売
業者(ワクチンメーカー)のデータを統合する必要がある。しかしながら、これらの
データは各社独自のシステムで管理・運用されており、納品先である卸売販売業者の
マスタでさえ各社独自仕様である等、業界全体としてデータの標準化はなされていな
い。したがって、複数の製造販売業者(ワクチンメーカー)のデータを統合すること
は容易ではない。
※ なお、一般社団法人日本医薬品卸業連合会と日本製薬工業協会が中心となって、製
造販売業者(ワクチンメーカー)と卸売販売業者との間の医薬品受発注データ等
を、ネットワークを介して安全かつ確実にやりとりするための医薬品業界データ交
換システム(プラットホーム)として、「JD-NET」が作られた。ただし、JD-NET
では、やりとりされたデータの蓄積・保存又は第三者への提供は行われていない。

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