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総-5-4○最適使用推進ガイドラインについて (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00173.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第536回 1/18)《厚生労働省》
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重症度分類*1

Grade 1

Grade 2

Grade 3

Grade 4

表16
対処法

神経系事象の管理アルゴリズム
トシリズマブ*2
副腎皮質ステロイド
CRS 合併なし
デキサメタゾン 10 mg を
施設の標準治療による対
投与しない。
1 回静脈内投与する。
症療法を行う。
CRS 合併あり
2 日後に改善しない場合、
神経状態を注意深くモニ
24 時間後に改善しない場
再度、デキサメタゾン 10
タリングする。
合、Grade 2 と同様に管理
mg を 1 回静脈内投与す
する。
る。
鎮静作用のない抗痙攣薬(例:レベチラセタム)の投与*3 を考慮
CRS 合併なし
投与しない。
必要に応じて連続的に心
電図及び酸素飽和度をモ
CRS 合併あり
ニタリングする。
8 mg/kg ( 最 大 800
眼底検査及びグラスゴ
mg/body)を 1 時間かけて
ー・コーマ・スケールを含
静脈内投与する。
む一連の神経学的検査を
デキサメタゾン 10 mg を
静脈内補液や酸素補充の
行い、神経状態を注意深
1 日 4 回静脈内投与する。
増量に反応しない場合、
くモニタリングする。神
必要に応じて 8 時間ごと
経科による診察を考慮す
改善した場合、Grade 1 以
に反復投与する。
る。
下になるまで副腎皮質ス
投与回数は、24 時間で最
次の検査に禁忌がなけれ
テロイド投与を継続し、
大 3 回までとする。ただ
ば実施する。
その後臨床的に適切に速
し、CRS の徴候及び症状
脳イメージング(例:
やかに漸減する。
に臨床的改善が認められ
MRI)、脳電図及び腰椎穿
ない場合は、最大 4 回ま
刺(初圧も測定)
で投与する。
痙攣発作が認められる場
合は抗痙攣薬を投与す
改善した場合、上記の
る。
Grade 1 と同様に管理す
る。
鎮静作用のない抗痙攣薬(例:レベチラセタム)の投与*3 を考慮
改善しない場合、Grade 3 と同様に管理する。
メチルプレドニゾロン
1000 mg を 1 日 1 回静脈
CRS 合併なし
内投与する。
投与しない。
改善した場合、上記の相
管理治療室又は ICU での
当の Grade と同様に管理
管理を行う。
CRS 合併あり
し、Grade 1 以下になるま
Grade 2 と同様に管理す
で副腎皮質ステロイド投
る。
与を継続し、その後臨床
的に適切に速やかに漸減
する。
*3
鎮静作用のない抗痙攣薬(例:レベチラセタム)の投与 を考慮
改善しない場合には、Grade 4 と同様に管理する。
メチルプレドニゾロン
1000 mg を 1 日 2 回静脈
内投与する。
CRS 合併なし
Grade 3 と同様に管理す
改善した場合、上記の相
投与しない。
る。
当の Grade と同様に管理
CRS 合併あり
人工呼吸を要する場合が
し、Grade 1 以下になるま
Grade 2 と同様に管理す
ある。
で副腎皮質ステロイド投
る。
与を継続し、その後臨床
的に適切に速やかに漸減
する。

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