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資料1-3 ニフェジピン 調査結果報告書及び添付文書 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29305.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和4年度第19回 11/22)《厚生労働省》
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(11) ラット妊娠初期における最大経口耐用量に関する胎児毒性実験の追補 11)
① 妊娠 0~5 日投与試験
動物種(受精動物数) ラット(10~13 匹/群)
投与期間

妊娠 0~5 日

投与量・投与経路

本薬 10、 30、 100 mg/kg/day(強制経口投与)

結果の概要

本薬 30 mg/kg/day 以上の群で母動物の体重増加抑制がみられたが、胎児
にはいずれの投与群でも投与による影響は認められなかった。

② 妊娠 8 日投与試験
動物種(受精動物数) ラット(10~13 匹/群)
投与期間

妊娠 8 日

投与量・投与経路

本薬 10、 30、 100 mg/kg/day(強制経口投与)
本薬 100 mg/kg/day 投与群では母動物に影響はみられなかったが、死亡

結果の概要

胚数の増加が認められた。その他の群には投与による影響は認められな
かった

(12) 高血圧妊娠ラットの子宮胎盤血流量に及ぼす影響 13)
動物種(妊娠動物数) 自然発症高血圧ラット (SHR)(12 匹)
投与期間

妊娠 21 日

投与量・投与経路

本薬 0.2 mg/kg/day(心室内投与)
本薬の母動物の血行動態と臓器還流に及ぼす影響を自然発症高血圧妊娠
ラットを用いて検討した (radioactive-labeled microsphere technique)。妊娠
期間中の正常血圧への低下を避けるために、妊娠 7 日に 1 腹当たり 2 つ
の着床胚に減らした。
12 例中 9 母体は妊娠末期に 2 胎児、2 母体は 1 胎児(1胎児は流産)が
得られた(妊娠 7 日に左右子宮に各 1 胎児のみ残すように調整)


結果の概要

本薬(200μg/kg) は末梢抵抗を 38%減少させることにより平均動脈圧を
25%効果的に低下させた。心拍出量は 15%増加した。本薬投与後に内臓
と生殖器への血流量は増加した。生殖器への血流量の増加は血管抵抗性
の著しい低下による卵巣及び子宮壁への還流量の増加の結果であった。
胎盤血流量は著明な変化はなかったが、抵抗性は減少した。従って、妊
娠中に生じる母体の過度の高血圧を下げるために使用する本薬は子宮胎
盤の血流量を必ずしも減少させるとは限らない。

(13)正常血圧及び高血圧ラットの胎盤血流量、胎盤重量及び胎児体重に及ぼす影響 14)
動物種(妊娠動物数)

正 常 血 圧 Wistar Kyoto ラ ッ ト (WKY) 及 び 自 然 発 症 高 血 圧 ラ ッ ト
(SHR) (5 匹/群)

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