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参考資料1 薬剤師・ 看護職員の確保関連資料 (41 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29131.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第18回 11/11)《厚生労働省》
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在宅医療・介護連携推進事業による訪問看護の推進
山形県の事例

― 住み慣れた地域で過ごす「高齢者の日常の療養生活」を守るために ―

都道府県から県看護協会へ働きかけ、各町村、地元医療関係者等を巻き込んだ、「訪問看護空白地域」の解消の実現を
目指す取組。住み慣れた地域で過ごす「高齢者の日常の療養生活」を守るため、県と関係機関・団体等との広域的な連
携・調整 ~サテライト事業所の開設に向けて~
<二次医療圏内にある市町村等における広域連携>
①訪問看護空白地域
■ 県の最上医療圏の北部の一部地域(金山町、真室川町、鮭川村)
では、訪問看護ステーションが存在せず、サービスを受ける
ことが困難な地域が存在。各町村では訪問看護ステーションの
必要性を感じつつも、単独での開設は困難。
■ 平成28年に、県から県看護協会へ、訪問看護ステーションの
設置について検討を依頼。
■ 最上医療圏の北部地域は、「訪問エリアの広さ」「冬の豪雪」「看護師確保の困難」等の課題が多く、各町村の協力、財
源確保等の具体的な検討を踏まえたサービスの安定性・継続性の担保が必要。

②サテライト事業所の開設
■ 県、県看護協会、各町村、地元医療関係者等による協議を重ね、
・町立真室川病院内にサテライトを設置(看護師は町立病院から出向)
・約5年間は赤字を各町村で補填
・県による補助事業の活用
により運営体制を構築。
■ 町立病院内に設置したことで、主治医や看護師とスムーズな連携が実現。各町村の地域包括支援センターとの「報告」
「連絡」「相談」も円滑に行われ、医師の紹介やケアマネジャーからの依頼も増加、がん患者の在宅看取りが実現する等
の成果につながる。
■ 病院看護師がサテライトに出向することで、病院看護師の在宅療養のイメージが明確化し、病院における入退院支援等に
も好影響を及ぼす。
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