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最終評価報告書 第4章 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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【新しい概念】
○ 健康の社会決定要因︓Social Determinant of Health(SDH)
・ 1998 年 SOCIAL DETERMINANTS OF HEALTH THE SOLID FACTS
︓健康の社会的要因について、科学的観点から 10 のテーマを定義
・ 2005 年 バンコク憲章
︓へルスプロモーションの定義に健康の決定要因についての記載を追記(「ヘルスプロモー
ションとは、⼈々が⾃らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるよう
にするプロセスである。」)
・ 2008 年 WHO は健康の社会決定要因に関する委員会の最終報告書の中で、健康格
差是正のための対策を提唱。
○ Implementation へのアプローチ
2005 年 バンコク憲章において「オタワ憲章以降、かなりの数の決議が調印されたが、ほと
んどが活動にまでは及んでいない」として、実践上のギャップを埋めることが強く要求され、以降
WHO の⽂章等で「Implementation(実装)」の重要性が繰り返し強調されるようになっ
た。
○ 健康の社会決定要因(SDH)への対処
1998 年「SOLID FACTS」取りまとめ以降は、健康の社会的決定要因(SDH)にどのよ
うに対処するかに主眼がおかれ、「部局横断的なアクション(HiAP)」や「コミュニティの役割の
強化」が必要とされた。
● 部局横断的な取組︓Health in All Policies(HiAP)
・ 全ての政策において健康を考慮するアプローチ
・ 2010 年 Adelaide Statement on Health in All Policies において、HiAP につ
いての定義と、効⼒を発揮する要件、及びそれを⽀えるツールや駆動⼒が⽰された
● コミュニティの役割の強化
・ コミュニティを通じて⾏う健康づくりからコミュニティが主導する健康づくりへの移⾏
○ 国連ミレニアム開発⽬標(MDGs)と持続可能な開発⽬標(SDGs)
2001 年に策定されたミレニアム開発⽬標(Millen-nium Development Goals︓
MDGs)の後継として、2015 年 9 ⽉に国連総会で持続可能な開発⽬標(Sustainable
Debelopment Goals︓SDGs)が定められた。
“誰⼀⼈取り残さない”を基本理念として、国際社会が 2030 年までに貧困を撲滅し、持
続可能な社会を実現するため、持続可能な開発⽬標(SDGs)として「貧困をなくそう」「飢
餓をゼロに」など 17 の⽬標(ゴール)が設定された。
保健分野においても、Goal3「すべての⼈に健康と福祉を」が設定されている。

第4章 Ⅰ

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