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最終評価報告書 第4章 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_28410.html
出典情報 健康日本21(第二次)最終評価報告書を公表します(10/11)《厚生労働省》
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第4章 21 世紀の健康づくり運動全体としての評価と次期国⺠健康づくり
運動プランに向けての課題
21 世紀以降の国⺠運動として、我が国では平成 12(2000)年度から健康⽇本 21 を、続く
平成 25(2013)年度から健康⽇本 21(第⼆次)を推進してきた。最終評価では、これまでの
国⺠健康づくり運動が、国⺠の健康意識や⾏動変容等にどのような影響を与えてきたかも含め、健康
⽇本 21 から続く⼤きな流れの中で、我が国の健康づくり運動全体を国際的な公衆衛⽣施策の潮流
も踏まえながら評価した。
また、健康づくり対策を取り巻く技術的進歩や社会的変化、制度の変更等も考慮して、次期国⺠
健康づくり運動プラン策定に向けて検討の視点や運動の⽅向性について整理を⾏った。

Ⅰ 21 世紀の健康づくり運動全体としての評価
1.現状
(1)我が国の健康⽔準
⽇本では、第⼆次世界⼤戦後、⽣活環境の改善や医学の進歩によって感染症が激減する
⼀⽅で、がんや循環器疾患等の⽣活習慣病が増加し、疾病構造は⼤きく変わってきた(図表
Ⅰ-1-1)。
平均寿命についてみると、健康⽇本 21 が開始した平成 12(2000)年には、男性 77.72
歳、⼥性 84.6 歳だったのが、令和2(2020)年には、男性 81.64 歳、⼥性 87.74 歳まで
延伸した(図表Ⅰ-1-2)。令和 47(2065)年には男性 84.95 歳、⼥性 91.35 歳に
到達すると予測されている(図表Ⅰ-1-3)。
このように我が国の平均寿命は⾼い⽔準を⽰しているが、健康に関する指標については、例え
ば世界的にも様々な健康課題があるなかで、⼤きな健康課題となっている「肥満」に関して、
経 済 協 ⼒ 開 発 機 構 ( OECD: Organisation for Economic Cooperation and
Development)のデータによると、多くの国において割合が著しく増加しているのに対し、⽇本
ではその増加が抑制されている(図表Ⅰ-1-4、図表Ⅰ-1-5)。

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