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資料2-4  令和2年度血液製剤使用適正化方策調査研究事業(古川参考人提出資料) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23372.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会血液事業部会 適正使用調査会(第1回 1/24)《厚生労働省》
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令和元年度研究事業

備蓄所撤退の影響に対する取り組み
令和元年度研究事業:ATRを用いたBR
1)鹿児島県立大島病院(以下県立大島病院)は離島の基幹病院である。

日本赤十字社から委託されていた供給業務委託業者(以下、備蓄所)が2018年
3月に撤退した後、院内在庫が必要となった事により、県立大島病院の赤血球
廃棄は備蓄所撤退前である2017年度の40単位から備蓄所撤退後の2018年度には
364単位(廃棄率17.3%)と約10倍に増加した。

2)これは県立大島病院内に在庫された血液製剤が使用されない場合、他の医
療機関で有効に使用できず、期限切れ廃棄となるためである。
3)そこで県立大島病院の院内在庫を本研究の開始と共にA:O:B:ABを9:10:5:5本
から9:5:5:4本と減数したうえで、減数したO型5本分は鹿児島県赤十字血液セ
ンターからATRに格納し大島病院へ搬送し1週間置いた。県立大島病院で
ATR内の血液を全く使用しなかった場合にはATRを血液センターに返送し、
血液センターから連携4医療機関にATR内のブラッドローテーション血を出
庫、連携病院で使用しその効果を検討した。 更に11月1日からは大島病院内
のB型在庫を4本に減数した。
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