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資料2 医師以外の医療従事者の確保について (46 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27579.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会(第13回 8/5)《厚生労働省》
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薬剤師確保の現状と課題
現状と課題
薬剤師の業務・役割は、調剤だけでなく病棟薬剤業務やチーム医療、在宅医療への参加など多岐にわたり、こ
れらの業務・役割の充実が求められている。
「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」において、薬剤師の総数は年々増加しているが、薬剤師の従
事先には業態の偏在や地域偏在があり、特に病院薬剤師の確保は喫緊の課題と指摘されている。
都道府県等と都道府県薬剤師会・病院薬剤師会の間で、薬剤師不足の把握状況や認識にギャップがみられている。
(薬剤師の不足状況を把握していない割合:都道府県約40%)
病院、薬局ともに薬剤師の就業先は人口の多い都市部に集中し、無薬局町村が34都道府県で136町村あり解消
する必要がある。また、薬剤師数が1人又は2人の小規模な薬局が全体の半数を占める。
病院における常勤薬剤師定数に対する充足率は、全ての病院種別において100%を下回っている。また、病院に
おいて病棟薬剤業務を実施するためには、薬剤師を十分に確保する必要がある。
薬剤師が不足する病院・薬局において、病棟薬剤業務やチーム医療、在宅医療への参加などに支障が生じてい
る。
薬学生が就職先を決める一番大きな要因は「業務内容・やりがい」で33%を占めるが、次いで「勤務予定地」
(13%)、「給与水準」(12%)を重視している。また、薬局薬剤師の23.4%は新卒で病院に就職した者である。
平成18年に薬学教育6年制が導入され、病院、薬局での実務実習が大幅に拡充されたが、薬剤師の従事先の業
態は薬局に偏在したままである。
病院への就職を希望する薬学生の7割は、出身都道府県の病院での就職を希望している。
偏在を解消するための薬剤師確保の取組を進めるため、医療計画における医療従事者の確保の取組等を含め、
地域の実情に応じた効果的な取組を検討する必要がある。
第7次医療計画の「医療計画作成指針」において、薬剤師の資質向上について記載があるが、薬剤師確保に関
して明確な記載がない。

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