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資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000977503.pdf
出典情報 医療分野における仮名加工情報の保護と利活用に関する検討会(第7回 8/19)《厚生労働省》
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これまでの検討会で頂いた主なご意見
(情報利用に当たっての審査)
▶ 倫理審査を行う組織の体制強化を進めないと、医療情報の利活用が進まないのではないか。例えば、中央
に強力な審査会をパイロット的に作り、その中で課題等を整理した上で一般的な枠組みを作っていくとい
うことも考えられるのではないか。
▶ 日本の倫理審査委員会の数は、ヨーロッパと比較して非常に多い。きめ細かい審査をしようとしている点
は十分に理解するが、質が十分担保されていないのはないか、という指摘もある。倫理審査委員会の委員
にも、勉強する機会を継続的に設ける等の何らかの仕組みが必要ではないか。個人情報の管理をきちんと
行うことは当然大事であるが、情報の活用も大事だと思う。
▶ 医療情報の取扱いについて、例えば、倫理審査委員会を通すことによって信頼性を担保していくことは非
常に重要。このような審査委員会のあり方をどうするか、法的な枠組みの中に位置付けることが必要なの
か、実際どのように審査を行っているのか等について、ファクトを整理した上で議論した方がよいのでは
ないか。
▶ 海外の審査は、日本のように個別的できめ細かい審査ではなく、もう少し包括的で一般的な審査をしてい
るのではないか。
▶ 次世代医療基盤法では、厳格な基準に基づき審査を行っており、質も担保されている。仮名加工にはその
ような仕組みが現時点では存在しないため、しっかりとした仕組みを作らないと安全性が担保できない。
▶ 3,000個問題という言い方をされることがあるように、多数の機関があると、倫理審査の運用基準や審査
のレベルがばらばらになることは避けられない。運用としては、できる限り程度集約した形で、予見可能
性が見えやすい形にすべき。その際、基準を一定のレベルに保つこと、また、設計の仕方によっては使い
勝手に影響が生じることから、現実的な検討が必要。
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