よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料 在宅医療の基盤整備について(その1) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26859.html
出典情報 第8次医療計画等に関する検討会 在宅医療及び医療・介護連携に関するワーキンググループ(第4回 7/20)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

これまでのWGにおける主な意見(基盤整備①)
■基盤整備【需要と供給】
○ 在宅医療の整備量については、医療機関数だけでなく、実際に訪問サービスが可能な患者数の現状把握を行
う必要がある。
○ 在宅療養支援診療所・病院の数を増やすことも重要であるが、医師の働き方改革や医師確保の観点や小規模
な診療所への支援等を踏まえると、機能強化型在宅支援診療所・病院を増やしていく方がよいのではないか。
○ 訪問看護サービスの整備に関する課題について、都道府県への調査で、①事業所の規模の小ささ、②訪問看
護の従事者の確保、③事業所の地域偏在、が50%以上の自治体で課題として挙がっている。
○ 訪問看護の整備は在宅医療を支えるためには不可欠な基盤であるので、次期医療計画ではすべての都道府県
で訪問看護事業所数や従事者数が記載され、24時間体制の訪問看護ステーションや機能強化型というような
サービスの機能を示す指標の記載もさらに進むことが重要。
○ 今後は医療計画の中でも、専門性の高い訪問看護人材の確保を指標化することや、24時間体制、機能強化型
の事業所数、医療的ケア児に対応できる事業所数、これらの提供可能なサービス量についても指標・目標とし
ていただくことが必要である。

■基盤整備【地域単位】
○ 5疾病5事業は県が中心、在宅医療は市区町村中心のため、都道府県及び都道府県医師会等が連携して市区
町村を支援することが非常に重要。
○ 第8次医療計画の策定に向けては、日常生活圏域以上、二次医療圏以下の在宅医療圏域を設定し、各二次医
療圏単位の地域医療構想調整会議の中に、在宅医療の部会かワーキンググループを設置し、在宅医療圏ごとの
協議が進むようにする必要がある。
○ 在宅医療は介護や福祉等ともつながっており、地域医療の協議の場である地域医療構想調整会議では中々幅
広い議論がしづらい。地域包括ケアシステムの構築の観点から、もう少しエリアを限り、医療・介護・福祉等
を含めた議論ができる協議の場が必要。
○ 第8次医療計画では、在宅医療の基盤整備を行う上で、「在宅医療において積極的役割を担う医療機関」と
して在宅療養支援病院を、「在宅医療に必要な連携を担う拠点」として、いわゆる在宅医療連携拠点などを位
置づける必要があるのではないか。
9