よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ®カプセル)の 医療機関及び薬局への配分について(別紙及び質疑応答集の修正) (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症における経口抗ウイルス薬(ラゲブリオ®カプセル)の 医療機関及び薬局への配分について(別紙及び質疑応答集の修正)(7/1付 事務連絡)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

添付文書に記載の「重症化リスク因子を有する等、本剤の投与が必要と考えられ
る患者」の考え方としては、
①日本感染症学会の「COVID-19 に対する薬物治療の考え方 第 13.1 報」(2022 年2
月 18 日)の以下の記載
・61 歳以上
・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)
・慢性腎臓病
・慢性閉塞性肺疾患
・肥満(BMI 30kg/m2 以上)
・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)
・糖尿病
・ダウン症
・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)
・コントロール不良の HIV 感染症及び AIDS#
・肝硬変等の重度の肝臓疾患
・臓器移植、骨髄移植、幹細胞移植後
# ここでのAIDSは免疫抑制された病態(CD4リンパ球数が200/mm3 以下、HIV RNA量が100,000
copies/mm3以上等)を指す。

②承認審査における評価資料となった国際共同第Ⅱ/Ⅲ相試験(MOVe-OUT(002)試験)
の組み入れ基準、新型コロナウイルス感染症に係る国内の主要な診療ガイドライン
である「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第 7.2 版」(令和
4年5月9日)、既に承認を受けている英国で、臨床試験(PANORAMIC 試験)の組
み入れ基準において例示されている重症化リスク因子が想定されます。(下表)
加えて、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第 12 条第1
項及び第 14 条第2項に基づく届出の基準等について(一部改正)」(令和4年6月
30 日付け厚生労働省健康局結核感染症課長通知)により、新型コロナウイルス感染
症の発生届出が改正され、重症化リスク因子となる疾病等として、「心血管疾患」
及び「脳血管疾患」が追加されたほか、「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」が「慢性呼
吸器疾患(COPD 等)」に変更されています。
これらのいずれかを有する者であって、医師が必要と判断した者については、本
剤の投与対象になり得ると考えられますので、投与に当たって参考にしてくださ
い。

3