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【参考資料1】第8次医療計画策定に向けた救急医療について(第4回WG資料1) (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26217.html
出典情報 救急・災害医療提供体制等に関する ワーキンググループ(第5回 6/15)《厚生労働省》
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遠隔ICU体制整備促進事業
※事業名をTele-ICU体制整備促進事業」から
「遠隔ICU体制整備促進事業」に変更する

令和4年度予算額
(令和3年度予算額

201,788千円 【運営費: 51,788千円 設備整備費: 150,000千円】
545,789千円 【運営費: 95,789千円 設備整備費: 450,000千円】)

背景
救急・集中治療領域において、集中治療室における重症入院患者の治療は昼夜を問わない手厚い医療提供体制が必要であり、各診療科の主治医(心臓血管外科等)が外来・手術等の本来業務に加え、
夜間も集中治療室において重症患者の治療にあたらなくてはならない等、医師の長時間労働の一因となっている。

事業内容
本事業は、「遠隔ICU支援を行う側」に勤務する集中治療を専門とする経験豊富な医師が、「遠隔-ICU支援を受ける側」に入院する複数の患者を集中的にモニタリングし、若手医師等に対し適切な助言等を
行う体制を整備するために必要な設備整備費、運営経費を支援する事業であり、令和元年度から実施している。

整備前のICUの診療体制
平日 ・ 日中

A病院

遠隔ICU体制イメージ

B病院

C病院
24時間体制支援

遠隔ICU支援を行う側

休日 ・ 夜間




特に夜間帯等に、
・支援を受ける側の
ICUの患者状態を
遠隔ICU技術により
補助、
・必要時の処置等に
ついて専門的な立場
から助言
不安

勤務時間が長い




明日も手術




特に重症患者を扱う救命救急センターや大学病院等のICUでは、集中治
療専門の医師、集中治療研修中の若手医師や外科等主治医が昼夜を
問わず患者の治療にあたっている。
外科医等主治医が集中治療室での治療を任すことのできる集中治療専
門の医師は不足しており、夜間は不在のことも多い。
集中治療専門の医師の診療補助が得られない状況で、外科医等の主治
医が夜間も集中治療室の診療を主体的に行うことは翌日の手術等の本来
業務に影響を及ぼす。

遠隔ICU技術を用い
た専門的な助言によ
り集中治療研修中
の若手医師の診療
の質を担保

集中治療研修中の若手医師

外科医等の主治医

情報が集約されるモニター

遠隔ICU支援を受ける側

看護師

事務員

「支援を受ける側」のICUの患者の生体情報等を「支援を行う側」に共有
データ転送
装置

A病院
集中治療研修
中の若手医師

外科医等の主治医
集中治療専門の医師

集中治療専門の医師

データ統合
サーバー

B病院

C病院

集中治療研修
中の若手医師

集中治療研修
中の若手医師

カメラ

外科医等の主治医が、ICU
外で休息がとれるようにな
る。

集中治療専門の医師

集中治療専門の医師も、シ
フト制などで休みやすくなる。

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