よむ、つかう、まなぶ。
【参考資料2】 AI駆動型の健康・医療基盤への構造転換に向けた提言 (1 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_75301.html |
| 出典情報 | 厚生労働省ヘルスケアAX・DX推進本部(第1回 8/5)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
AI 駆動型の健康・医療基盤への構造転換に向けた提言
令和 8 年 6 月 8 日
自由民主党政務調査会
社会保障制度調査会・デジタル社会推進本部
健康・医療情報システム推進合同 PT
1.はじめに
本PTにおける令和 7 年提言1の取りまとめ以降、政府は、同提言に基づき、医療 DX の各
対策を順次進めているところである。特に、令和 8 年においては、現政権の日本成長戦略
「戦略 17 分野」における「デジタル・サイバーセキュリティ」の対策の 1 つとして、医療 DX を
位置づけ、官民投資ロードマップの作成を進めている。まずは、この動きを確実に実行に
移すべく、国の責任における着実な予算確保を含め、引き続き対策を推進していくことが
重要である。
また、こうした医療DXの推進に関する政府の取組については、令和7年 12 月5日に可決・
成立した「医療法等の一部を改正する法律(令和7年法律第 87 号)」に盛り込まれた「医療
情報化推進方針」に、その工程とともに規定し、今後、体系的に施策を実行・管理していく
こととしており、同方針の中で、看護や介護等との情報連携も含め、医療DXの深化を
図っていく必要がある。
一方で、昨今の急激な AI 活用の進展(エージェント AI 時代の到来)を踏まえて、令和 8 年
5 月 19 日には、デジタル社会推進本部 AI・web3 小委員会で「AI ホワイトペーパー2.0 −AI
駆動型国家への構造転換−」が提言された。医療 DX の世界においても、徹底的なエージ
ェント AI の活用(それを可能とするシステム基盤への転換を含む。)に向けて、各対策を
深化させていくことが不可欠な状況にある。
2.AI 駆動型の健康・医療基盤(AI for Healthcare)の構築
医療・介護・健康分野は、エージェント AI 時代に日本が最も競争力を発揮し得る代表的
領域である。日本は、世界最高水準の長寿社会であり、国民皆保険、健診、レセプト、介護、
電子処方箋、電子カルテ情報共有サービス等を通じて、質の高い医療・介護データと現場知
を蓄積してきた。他方で、少子高齢化、医療・介護人材不足、医師偏在、地域医療の維持、
認知症対応、医療費・介護費の増大など、医療・介護提供体制は構造的制約に直面している。
この制約を乗り越えるためには、AI を単なる診断支援ツールとして局所的に導入するの
ではなく、予防、診断、治療、服薬、介護、リハビリ、在宅支援、事務、経営、創薬、臨床研
究までを含むヘルスケア全体の業務フローを、現場知・専門知を取り込んだバーティカル
AI(領域特化型 AI)の積極的な利活用を前提に再設計する必要がある。AI for Healthcare
は、医療の質を高め、医療者・介護者を煩雑な記録・事務から解放し、患者・利用者が自ら
の健康情報を活用してより良い意思決定を行うための基盤となる。
とりわけ重要なのは、官民のヘルスケアデータを AI-ready な形に整備し、安全かつ公正
に利活用できる制度・技術・運用を一体で構築することである。ヘルスケアデータは、国民
1
『医療 DX 令和ビジョン 2030』の実現と医療 DX の進化に向けた提言(令和7年5月 27 日、社会
保障制度調査会・デジタル社会推進本部健康・医療情報システム推進合同 PT)
1
令和 8 年 6 月 8 日
自由民主党政務調査会
社会保障制度調査会・デジタル社会推進本部
健康・医療情報システム推進合同 PT
1.はじめに
本PTにおける令和 7 年提言1の取りまとめ以降、政府は、同提言に基づき、医療 DX の各
対策を順次進めているところである。特に、令和 8 年においては、現政権の日本成長戦略
「戦略 17 分野」における「デジタル・サイバーセキュリティ」の対策の 1 つとして、医療 DX を
位置づけ、官民投資ロードマップの作成を進めている。まずは、この動きを確実に実行に
移すべく、国の責任における着実な予算確保を含め、引き続き対策を推進していくことが
重要である。
また、こうした医療DXの推進に関する政府の取組については、令和7年 12 月5日に可決・
成立した「医療法等の一部を改正する法律(令和7年法律第 87 号)」に盛り込まれた「医療
情報化推進方針」に、その工程とともに規定し、今後、体系的に施策を実行・管理していく
こととしており、同方針の中で、看護や介護等との情報連携も含め、医療DXの深化を
図っていく必要がある。
一方で、昨今の急激な AI 活用の進展(エージェント AI 時代の到来)を踏まえて、令和 8 年
5 月 19 日には、デジタル社会推進本部 AI・web3 小委員会で「AI ホワイトペーパー2.0 −AI
駆動型国家への構造転換−」が提言された。医療 DX の世界においても、徹底的なエージ
ェント AI の活用(それを可能とするシステム基盤への転換を含む。)に向けて、各対策を
深化させていくことが不可欠な状況にある。
2.AI 駆動型の健康・医療基盤(AI for Healthcare)の構築
医療・介護・健康分野は、エージェント AI 時代に日本が最も競争力を発揮し得る代表的
領域である。日本は、世界最高水準の長寿社会であり、国民皆保険、健診、レセプト、介護、
電子処方箋、電子カルテ情報共有サービス等を通じて、質の高い医療・介護データと現場知
を蓄積してきた。他方で、少子高齢化、医療・介護人材不足、医師偏在、地域医療の維持、
認知症対応、医療費・介護費の増大など、医療・介護提供体制は構造的制約に直面している。
この制約を乗り越えるためには、AI を単なる診断支援ツールとして局所的に導入するの
ではなく、予防、診断、治療、服薬、介護、リハビリ、在宅支援、事務、経営、創薬、臨床研
究までを含むヘルスケア全体の業務フローを、現場知・専門知を取り込んだバーティカル
AI(領域特化型 AI)の積極的な利活用を前提に再設計する必要がある。AI for Healthcare
は、医療の質を高め、医療者・介護者を煩雑な記録・事務から解放し、患者・利用者が自ら
の健康情報を活用してより良い意思決定を行うための基盤となる。
とりわけ重要なのは、官民のヘルスケアデータを AI-ready な形に整備し、安全かつ公正
に利活用できる制度・技術・運用を一体で構築することである。ヘルスケアデータは、国民
1
『医療 DX 令和ビジョン 2030』の実現と医療 DX の進化に向けた提言(令和7年5月 27 日、社会
保障制度調査会・デジタル社会推進本部健康・医療情報システム推進合同 PT)
1