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資料1 医師確保計画を通じた医師偏在対策について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25551.html
出典情報 地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ(第4回 5/11)《厚生労働省》
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キャリア形成プログラムについて

キャリア形成プログラム運用指針はR3.12.1に改正しているが、当該調査は
R2年度時点のものであるため、本資料では改正前の概要を用いている

都道府県は、地域医療対策協議会において協議が調った事項に基づき、「医師不足地域における医師の確保」と「医師不足地域
に派遣される医師の能力開発・向上の機会の確保」の両立を目的とするキャリア形成プログラムを策定することとされている。
※医療法及び医師法の一部を改正する法律(平成30年法律第79号)により地域医療支援事務として医療法に明記
キャリア形成プログラムの詳細については、医療法施行規則(省令)及びキャリア形成プログラム運用指針(通知)に規定

<キャリア形成プログラムに基づくキャリア形成のイメージ>
修学資金の貸与

大学医学部(6年間)

キャリア形成プログラムの対象期間(原則9年間、その他(貸与期間の1.5倍等)も設定可能)

臨床研修(2年間)

専門研修等(原則7年間)

それ以降

原則として都道府県内で勤務(家族の介護等のやむを得ない事情がある場合を除く)
県内で不足する診療科を中心に、
診療科や就業先の異なる
複数のコースを設定
[入学時]
地域枠医師に、卒業後の
プログラム適用を事前通知

[大学6年進級時]
卒業後のプログラム
適用に同意

[修了時等]
コース選択

Aコース(内科・専門医取得)
Bコース(内科・へき地中心)
大学病院
Cコース(産婦人科)




*専門研修プログラム
との整合性を確保

ローテーション
(専門医取得も可能*)
医師不足
医療機関

<キャリア形成プログラムに基づく医師派遣>

<キャリア形成プログラムの対象者>





中核病院

都道府県が修学資金を貸与した地域枠医師
それ以外の地域枠医師(任意適用)
自治医科大学卒業医師(平成30年度入学者までは任意適用)
その他プログラムの適用を希望する医師

大学による医師派遣との整合性を確保するため、地域医療対策協議会
で派遣計画案を協議
※地域医療構想における機能分化・連携の方針との整合性を確保する
※理由なく公立・公的医療機関に偏らないようにする

対象者の地域定着促進のための方策
<対象者の納得感の向上と主体的なキャリア形成の支援>






都道府県は、学部生段階から地域医療や職業選択について考える機会を
対象者に提供し、適切なコース選択を支援する
都道府県は、対象者の希望に対応したプログラムとなるよう努め、診療科
や就業先の異なる複数のコースを設定する
都道府県は、コースの設定・見直しに当たって、対象者からの意見を聴き、
その内容を公表し反映するよう努める
出産、育児等のライフイベントや、海外留学等の希望に配慮するため、プロ
グラムの一時中断を可能とする(中断可能事由は都道府県が設定)

<プログラム満了前の離脱の防止>






キャリア形成プログラムは都道府県と対象者との契約関係であり、対象者は
満了するよう真摯に努力しなければならないことを通知で明示
一時中断中は、中断事由が継続していることを定期的な面談等により確認
(中断事由が虚偽の場合は、契約違反となる)
都道府県は、キャリア形成プログラムを満了することを、 修学資金の返還
免除要件とする(家族の介護等のやむを得ない事情がある場合を除く)
都道府県は、修学資金について適切な金利を設定する

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