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薬費-1創薬力向上のための官民協議会ワーキンググループ議論の整理 (6 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_65609.html |
| 出典情報 | 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会・費用対効果評価専門部会 合同部会(第8回 11/5)《厚生労働省》 |
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Ⅳ.今後のWG等において議論を深めていくべき事項
○
そのほか、主に以下のような意見があり、これらの点も含め、官民協議会としての具
体的なアクションを示していくため、今後のWG等において議論を深めていくこととし
たい。
・ 創薬支援を担う人材の育成・確保やアカデミアとスタートアップの連携、AMED も含
めた各府省庁の取組の連携、日本の製薬産業の構造の在り方なども含め、総合的に全
体を俯瞰しながら検討していくことが重要。
・ 国際的に特異なルールの見直しや、革新的な医薬品の研究開発を直接・間接に後押
しする薬事政策及びその適切な運用を検討することが重要。
・ 日本は治験の実施可能性(インフラ、患者アクセス)が高いにもかかわらず、潜在
的な機会に比べて実際の治験数が少なく、機会損失が大きい。その要因として、国際
標準と異なる治験費用算定方法、協力施設立ち上げの煩雑さ、中央 IRB 体制の未整備
などが指摘されている。
・ 医療上の必要性が高い医薬品については、ワクチンや血液製剤なども含め、製造・
流通に関し品質確保と安定供給のために必要となる費用を、設備投資等も含め、適切
に確保できるようにすることが必要である。
・ 日系企業は研究開発投資の規模がグローバル企業に比べて相対的に小さく、優先的
な研究開発領域を絞り込む必要がある。
・ 成長が望まれるアジアの友好近隣国と医薬品市場の統合拡大を図り、日本がイニシ
アティブを発揮し存在感を示していくことが重要である。
・ 創薬エコシステムの定義を確立し、構成メンバーのコンセンサスを得ることが重
要。
・ 日本の創薬エコシステムは、資金調達環境の連続性がなく、スタートアップは IPO
前後で力尽きる構造になっており、資金需要が大きくなる創薬プロセスの中後期以降
までを支えられる資金調達環境の再構築と製薬企業とのスタートアップ連携体制の確
立が重要である。
・ 革新的医薬品の実用化に向けて、必要な予算を確保していくとともに、民間がこれ
をいかに活用していくかが重要であり、本ワーキンググループを通じて官と民で意見
交換しながら進めていくことが重要。
・ 難病希少疾患など、市場規模が極めて限られる医薬品の開発については、民のみに
よる開発は困難なため、官が必要な予算確保と支援を行いつつ、民との緊密な連携の
中で進めていく必要がある。
・
日本のイノベーションについては、製造プロセスのイノベーションもあり、その有
効活用にも留意しつつ取組を促進すべきではないか。
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○
そのほか、主に以下のような意見があり、これらの点も含め、官民協議会としての具
体的なアクションを示していくため、今後のWG等において議論を深めていくこととし
たい。
・ 創薬支援を担う人材の育成・確保やアカデミアとスタートアップの連携、AMED も含
めた各府省庁の取組の連携、日本の製薬産業の構造の在り方なども含め、総合的に全
体を俯瞰しながら検討していくことが重要。
・ 国際的に特異なルールの見直しや、革新的な医薬品の研究開発を直接・間接に後押
しする薬事政策及びその適切な運用を検討することが重要。
・ 日本は治験の実施可能性(インフラ、患者アクセス)が高いにもかかわらず、潜在
的な機会に比べて実際の治験数が少なく、機会損失が大きい。その要因として、国際
標準と異なる治験費用算定方法、協力施設立ち上げの煩雑さ、中央 IRB 体制の未整備
などが指摘されている。
・ 医療上の必要性が高い医薬品については、ワクチンや血液製剤なども含め、製造・
流通に関し品質確保と安定供給のために必要となる費用を、設備投資等も含め、適切
に確保できるようにすることが必要である。
・ 日系企業は研究開発投資の規模がグローバル企業に比べて相対的に小さく、優先的
な研究開発領域を絞り込む必要がある。
・ 成長が望まれるアジアの友好近隣国と医薬品市場の統合拡大を図り、日本がイニシ
アティブを発揮し存在感を示していくことが重要である。
・ 創薬エコシステムの定義を確立し、構成メンバーのコンセンサスを得ることが重
要。
・ 日本の創薬エコシステムは、資金調達環境の連続性がなく、スタートアップは IPO
前後で力尽きる構造になっており、資金需要が大きくなる創薬プロセスの中後期以降
までを支えられる資金調達環境の再構築と製薬企業とのスタートアップ連携体制の確
立が重要である。
・ 革新的医薬品の実用化に向けて、必要な予算を確保していくとともに、民間がこれ
をいかに活用していくかが重要であり、本ワーキンググループを通じて官と民で意見
交換しながら進めていくことが重要。
・ 難病希少疾患など、市場規模が極めて限られる医薬品の開発については、民のみに
よる開発は困難なため、官が必要な予算確保と支援を行いつつ、民との緊密な連携の
中で進めていく必要がある。
・
日本のイノベーションについては、製造プロセスのイノベーションもあり、その有
効活用にも留意しつつ取組を促進すべきではないか。
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