よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(別紙1)先進医療Bの総括報告書に関する評価について[609KB] (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00108.html
出典情報 先進医療会議(第146回 9/4)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

主担当: 坂井構成員
有効性

A.従来の医療技術を用いるよりも、大幅に有効であ
る。
B.従来の医療技術を用いるよりも、やや有効である。
C.従来の医療技術を用いるのと、同程度である。
D.従来の医療技術を用いるよりも、劣る。
E.その他

コメント欄: 本臨床研究は、初回再発及び増悪膠芽腫に対し、用量を強化したテ
モゾロミド(ddTMZ)を投与し、DNA 修復酵素の MGMT を枯渇化させることで MGMT
活性を低下させ、TMZ が効果を示すことを期待して実施された。
有効性のprimary endpointとして全生存期間(OS)を設定し、標準治療群である
A群(ベバシズマブ(BEV)療法)に対し、試験治療群であるB群(ddTMZ-BEV逐次併
用療法)が、primary endpointであるOSにおいて上回るかどうかを検証した。A群
のOS中央値(mOS)を8か月と仮定し、B群のmOSが3か月上回るかどうか(HR=0.73)
を検出する優越性試験(α=10%(片側)、検出力70%)としたが、mOSはA群11.0か
月、B群10.8か月で有意差は認められず、B群のA群への優越性は検証されなかった。
また、副次評価項目においても、無増悪生存期間ではA群を有意に下回る結果とな
り、他の評価項目でも有効性を示すことはできなかった。
以上の結果から、ddTMZ-BEV逐次併用療法は標準治療より劣ると判断した。

安全性

A.問題なし。(ほとんど副作用、合併症なし)
B.あまり問題なし。(軽い副作用、合併症あり)
C.問題あり。(重い副作用、合併症が発生することあ
り)
D.その他

コメント欄: Grade3 以上の血液毒性として、白血球減少、リンパ球減少は B 群で
発現割合が高かったが、それ以外の有害事象には大きな差はなく、全体として安全
性にはあまり問題はないと判断した。

技術的成熟度

A.当該分野を専門とし、経験を積んだ医師又は医師の
指導の下であれば実施できる。
B.当該分野を専門とし、数多くの経験を積んだ医師又
は医師の指導の下であれば実施できる。
C.当該分野を専門とし、かなりの経験を積んだ医師を

4