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令和6年度 外国人介護人材定着度調査報告書 (2 ページ)

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出典情報 令和6年度 外国人介護人材定着度調査報告書(7/25)《全国老人福祉施設協議会》
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外国人介護人材定着度調査 目的・結果
調査目的

本調査は、外国人介護人材の定着状況や離職状況を把握し、その要因を明らかにするとともに、調
査結果を施設や事業所に提供することで、介護人材の定着支援や離職防止に向けた施策の充実を図る
ことを目的に実施したものである。

調査結果

調査は、全国の外国人介護人材を受入れている介護施設を対象に、WEBアンケートを通じて実施し
た。調査期間は令和7年1月9日~2月14日までとし、回答時点における各施設の状況について回答を求
めた。調査対象施設数は824件であり、 192施設から回答を得た(回答率23.3%)。回答施設が受け入れ
ている外国人介護人材の人数は 合計1,177人であった。

1.外国人介護人材の職場環境について
外国人介護人材が今の職場が良いと感じる要素は、多い順に①職場内のコミュニケーションが良好
(66.5%)、②悩み不満等相談体制が整っている(55.7%)、③自分の希望に合わせてシフトを組んでくれ
る(52.5%)④有給休暇が取得しやすい(52.2%) となっている。ちなみに、給料が良いは39.8%であ
り、給与面の待遇よりも、職場内コミュニケーションや働きやすさに満足を得ていることが明らかに
なった。

2.離職状況

過去5年間での離職理由は、多い順に①他の職種(介護関係以外)へ転職(52.1%)、②賃金への不満
(36.3%)、③病気のため(26.8%)、④他の施設へ転職(22.3%)となっている。
また、国家試験に合格できず帰国(14.3%)、都市部に勤めたい(11.3%)との回答もあった。
転職や職場環境への不満が影響してるほか、病気等の個人的な理由も見られた。

3.転職の勧め・離職率

外国人介護人材への転職勧誘の有無は、多い順に①転職を勧められたことがない(71.4%)②友人
(SNS等)から転職を勧められた(31.8%)、③家族から勧められた(9.9%)となっている。
なお、件数は少ないが、職業紹介事業所(4.7%)、登録支援機関(4.7%)、監理団体(3.1%)から転職を
勧められたとの回答もあった。

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