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■令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望説明資料 (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.dietitian.or.jp/news/information/2025/538.html |
出典情報 | 令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書(7/2)《日本栄養士会》 |
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要望Ⅳ
専門的な知識を有した管理栄養士の配置について
中医協 総-1
3.10.22
○ がん病態栄養専門管理栄養士が配置されている場合、配置前と比較して、退院時の食事摂取割合の
改善、体重の減少割合、入院日数の無延長が有意に影響を受けていた。
【対象と方法】
A病院において2015年度から2020年度(2015年4月1日~2021年3月31日)の期間に、消化器腫瘍外科に入院した18歳以上の胃がん患
者(DPC病名が「060020 胃の悪性腫瘍」)858名を対象として、入院中の栄養管理体制において、がん病態栄養専門管理栄養士の配置整備
がなかった2015~2017年度と、配置を行った2018~2020年度の入院中の栄養状態および食事摂取量等の変化について、比較検討を行った。
(A)食事摂取割合※1
120
食
事
摂
取
割
合
(
%
)
P=0.773
(B)体重変動率
P=0.001**
100
多変量解析
配置前
配置後
(n=376)
(n=482)
0
-1
80
体 -2
重 -3
変
-4
動
-5
率
( -6
% -7
)
-8
60
40
20
0
配置前
配置後
配置前
配置後
(n=352) (n=460) (n=363) (n=470)
入院時
-9
(95%信頼区間)
P値
入院時年齢
1.034
(1.02-1.05)
<0.001
体重減少率
0.928
(0.89-0.96)
<0.001
食事摂取割合(入院時)
0.990
(0.98-1.00)
0.011
食事摂取割合(退院時)
1.020
(1.01-1.03)
<0.001
がん病態栄養専門管理栄養
士配置の有無
4.235
(3.02-5.92)
<0.001
表 入院日数の延長に影響を与える因子の分析
P=0.015*
退院時
図 食事摂取割合および体重変動率の比較
※1 栄養管理法が経口摂取であった患者を対象とした。
*P<0.05,**P<0.01
オッズ比
モデルχ2検定 P<0.001,判別的中率 70.5%
目的変数:DPC期間Ⅰ・DPC期間Ⅱを入院日数の延長なし(=1)、DPCⅢ・DPC期間Ⅲ超を入
院日数の延長あり(=2)とした。
説明変数:入院時年齢、がん病態栄養専門管理栄養士配置(なし=1, あり=2)、BMI(入院
時)、BMI(退院時)、体重変動率、Alb(入院時)、Alb(退院時)、総リンパ球数(入院
時)、総リンパ球数(退院時)、食事摂取割合(入院時)、食事摂取割合(退院時)から、ス
テップワイズ法(変数増加法)で変数選択を行った。
出典:令和2年度 全国国立大学病院栄養部門会議調査 「特定機能病院における栄養ケアの在り方」
出典:厚生労働省.中医協 総-1.個別事項(その2)がん・疾病対策について.2021 https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000846192.pdf
専門的な知識を有した管理栄養士の配置について
中医協 総-1
3.10.22
○ がん病態栄養専門管理栄養士が配置されている場合、配置前と比較して、退院時の食事摂取割合の
改善、体重の減少割合、入院日数の無延長が有意に影響を受けていた。
【対象と方法】
A病院において2015年度から2020年度(2015年4月1日~2021年3月31日)の期間に、消化器腫瘍外科に入院した18歳以上の胃がん患
者(DPC病名が「060020 胃の悪性腫瘍」)858名を対象として、入院中の栄養管理体制において、がん病態栄養専門管理栄養士の配置整備
がなかった2015~2017年度と、配置を行った2018~2020年度の入院中の栄養状態および食事摂取量等の変化について、比較検討を行った。
(A)食事摂取割合※1
120
食
事
摂
取
割
合
(
%
)
P=0.773
(B)体重変動率
P=0.001**
100
多変量解析
配置前
配置後
(n=376)
(n=482)
0
-1
80
体 -2
重 -3
変
-4
動
-5
率
( -6
% -7
)
-8
60
40
20
0
配置前
配置後
配置前
配置後
(n=352) (n=460) (n=363) (n=470)
入院時
-9
(95%信頼区間)
P値
入院時年齢
1.034
(1.02-1.05)
<0.001
体重減少率
0.928
(0.89-0.96)
<0.001
食事摂取割合(入院時)
0.990
(0.98-1.00)
0.011
食事摂取割合(退院時)
1.020
(1.01-1.03)
<0.001
がん病態栄養専門管理栄養
士配置の有無
4.235
(3.02-5.92)
<0.001
表 入院日数の延長に影響を与える因子の分析
P=0.015*
退院時
図 食事摂取割合および体重変動率の比較
※1 栄養管理法が経口摂取であった患者を対象とした。
*P<0.05,**P<0.01
オッズ比
モデルχ2検定 P<0.001,判別的中率 70.5%
目的変数:DPC期間Ⅰ・DPC期間Ⅱを入院日数の延長なし(=1)、DPCⅢ・DPC期間Ⅲ超を入
院日数の延長あり(=2)とした。
説明変数:入院時年齢、がん病態栄養専門管理栄養士配置(なし=1, あり=2)、BMI(入院
時)、BMI(退院時)、体重変動率、Alb(入院時)、Alb(退院時)、総リンパ球数(入院
時)、総リンパ球数(退院時)、食事摂取割合(入院時)、食事摂取割合(退院時)から、ス
テップワイズ法(変数増加法)で変数選択を行った。
出典:令和2年度 全国国立大学病院栄養部門会議調査 「特定機能病院における栄養ケアの在り方」
出典:厚生労働省.中医協 総-1.個別事項(その2)がん・疾病対策について.2021 https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000846192.pdf