よむ、つかう、まなぶ。
■令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.dietitian.or.jp/news/information/2025/538.html |
出典情報 | 令和8年度社会保障制度(診療報酬)の改定に係る要望書(7/2)《日本栄養士会》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
とくに、
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類 2021」2-9)に準拠した嚥
下調整食の提供は、嚥下機能や栄養状態の維持・改善に資するだけでなく 2-10)、在宅・施設・
病院間での食形態の統一を図ることができ、スムーズな後方連携を可能にします 2-11)。これ
は、早期退院や在宅復帰、地域包括ケアシステムの推進にも寄与する非常に重要な取り組
みであり、医療の質や効率性の向上の観点から診療報酬上で明確に位置づけられるべきで
あると考えます。
こうした現場の実情と取り組みの意義を踏まえ、
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会
嚥下調整食分類 2021」に準拠して提供される嚥下調整食について、特別食加算(76 円/食)
適用をお願い申し上げます。
2-1)公益社団法人 日本栄養士会 医療事業推進委員会.2023 年度(令和 5 年度)入院時食事療養の収支
等に関する実態調査【結果の概要】
.2024.
2-2)小原仁.入院後発症した誤嚥性肺炎の追加的医療費と在院日数:DPC データを用いた観察研究.日
本医療マネジメント学会誌:17(3):123–128,2016.
2-3)道脇幸博,角保徳.70 歳以上の高齢者の誤嚥性肺炎に関する総入院費の推計値.老年歯科医学:28(4):
366–368,2013.
2-4)Ueshima J, Shimizu A, Maeda K, et al. Nutritional management in adult patients with dysphagia:
Position paper from Japanese Working Group on Integrated Nutrition for Dysphagic People. JAMDA,
23(10): 1676–1682, 2022.
2-5)公益社団法人 日本栄養士会 医療事業部.平成 30 年度 全国病院栄養部門実態調査報告書.2019.
2-6)伊東七奈子,内田智久,宇田川実,他.経口摂取における医療安全.日本静脈経腸栄養学会雑誌:34(3):
173–178,2019.
2-7)上島順子,白井祐佳,前田圭介,他.嚥下調整食提供に関するコストと課題―全国病院アンケート調
査報告―.日本摂食嚥下リハビリテーション学会誌:28(2):67–78,2024.
2-8)栢下淳,大越ひろ,前田広土,他.嚥下調整食の作製にかかる費用の調査.日本摂食嚥下リハビリテ
ーション学会誌:15(2):209–213,2011.
2-9)栢下淳,藤島一郎,藤谷順子,他.日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類 2021.日
本摂食嚥下リハビリテーション学会誌:25:135–149,2021.
2-10)Shimizu A, Momosaki R, Kayashita J, et al. Impact of multiple texture‑modified diets on oral intake
and nutritional status in older patients with pneumonia: A retrospective cohort study. Dysphagia, 35:
574–582, 2020.
2-11)田中友梨,菅原文香,川原哉絵,他.管理栄養士の入退院支援参画における有用性についての検証.
日本栄養士会雑誌:62(9):479–487,2019.
4
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類 2021」2-9)に準拠した嚥
下調整食の提供は、嚥下機能や栄養状態の維持・改善に資するだけでなく 2-10)、在宅・施設・
病院間での食形態の統一を図ることができ、スムーズな後方連携を可能にします 2-11)。これ
は、早期退院や在宅復帰、地域包括ケアシステムの推進にも寄与する非常に重要な取り組
みであり、医療の質や効率性の向上の観点から診療報酬上で明確に位置づけられるべきで
あると考えます。
こうした現場の実情と取り組みの意義を踏まえ、
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会
嚥下調整食分類 2021」に準拠して提供される嚥下調整食について、特別食加算(76 円/食)
適用をお願い申し上げます。
2-1)公益社団法人 日本栄養士会 医療事業推進委員会.2023 年度(令和 5 年度)入院時食事療養の収支
等に関する実態調査【結果の概要】
.2024.
2-2)小原仁.入院後発症した誤嚥性肺炎の追加的医療費と在院日数:DPC データを用いた観察研究.日
本医療マネジメント学会誌:17(3):123–128,2016.
2-3)道脇幸博,角保徳.70 歳以上の高齢者の誤嚥性肺炎に関する総入院費の推計値.老年歯科医学:28(4):
366–368,2013.
2-4)Ueshima J, Shimizu A, Maeda K, et al. Nutritional management in adult patients with dysphagia:
Position paper from Japanese Working Group on Integrated Nutrition for Dysphagic People. JAMDA,
23(10): 1676–1682, 2022.
2-5)公益社団法人 日本栄養士会 医療事業部.平成 30 年度 全国病院栄養部門実態調査報告書.2019.
2-6)伊東七奈子,内田智久,宇田川実,他.経口摂取における医療安全.日本静脈経腸栄養学会雑誌:34(3):
173–178,2019.
2-7)上島順子,白井祐佳,前田圭介,他.嚥下調整食提供に関するコストと課題―全国病院アンケート調
査報告―.日本摂食嚥下リハビリテーション学会誌:28(2):67–78,2024.
2-8)栢下淳,大越ひろ,前田広土,他.嚥下調整食の作製にかかる費用の調査.日本摂食嚥下リハビリテ
ーション学会誌:15(2):209–213,2011.
2-9)栢下淳,藤島一郎,藤谷順子,他.日本摂食嚥下リハビリテーション学会 嚥下調整食分類 2021.日
本摂食嚥下リハビリテーション学会誌:25:135–149,2021.
2-10)Shimizu A, Momosaki R, Kayashita J, et al. Impact of multiple texture‑modified diets on oral intake
and nutritional status in older patients with pneumonia: A retrospective cohort study. Dysphagia, 35:
574–582, 2020.
2-11)田中友梨,菅原文香,川原哉絵,他.管理栄養士の入退院支援参画における有用性についての検証.
日本栄養士会雑誌:62(9):479–487,2019.
4