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【参考人提出資料2】武川参考人提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_59240.html
出典情報 高額療養費制度の在り方に関する専門委員会(第2回 6/30)《厚生労働省》
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要望書の内容
特に所得が低い若年層の中には生活費を切り詰めて医療費を支払い 続けている患者もいて、医療費の
増加によって治療を続けられず、症状の悪化で就業できなくな る患者が増えるなど深刻な影響が予想
されます。
一方、OTC類似薬についても、例えば子どものアトピー性皮膚炎では症状をコントロールし再び悪化
させないために定期的に軟膏を使い続ける必要があり、OTC類似薬を保険適用外とすれば、生活に余
裕があるとは言えない子育て世代などに長期にわたり重い負担を強いることになります。子どものア
レルギーは、いじめや不登校、虐待、若者の引きこもりなどの要因ともなり、 健やかな成長や家庭生
活に及ぼす悪影響も強く懸念されます。
このように高額療養費制度の自己負担限度額の引き上げとOTC類似薬の保険適用除外は、一部のアレ
ルギー疾患患者が適切な治療の継続をあきらめ症状を悪化させてしまうなどの事態を招くことが危惧
されています。以上の理由から次の事項を要望いたします。


◯高額療養費制度の自己負担限度額の引き上げは、家計に占める医療費の割合を考慮し治療を継続で
きるよう抜本的に見直していただきたい。
〇OTC 類似薬の保険適用除外は、アレルギー疾患の標準治療で使われる薬剤・保湿剤には適用 しない
でいただきたい。
〇当事者の意見を聞くこともなく議論が進むことは患者軽視と言わざるを得ません。患者の声を適切
に議論に反映してください。
Japan Allergy Tomono Kai

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