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資料4_及川委員提出資料 (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58608.html |
出典情報 | 社会保障審議会 福祉部会 福祉人材確保専門委員会(第2回 6/9)《厚生労働省》 |
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げたうえで、より有効に活用できる資格者情報登録制度として確立させるべきである。
・ なお、この情報登録の仕組みは、介護福祉士等の介護人材だけでなく、福祉専門職全般に対象
を広げるべきである。
4 認定介護福祉士の仕組みの有効活用
・ 認定介護福祉士の仕組みは、平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法改正時の附帯決議にお
いて「重度の認知症や障害を持つ者等への対応、サービス管理等の分野において、より専門的対
応ができる人材を育成する」とされたことを踏まえ、構築された仕組みである。
・ 認定介護福祉士の養成研修は22科目(600時間)で構成された、介護現場の課題解決から
地域福祉実践までをカバーする研修プログラムとなっており、介護現場の統括リーダーの役割か
ら、介護にまつわる地域課題に向き合う知見を有する人材としての役割まで、幅広い活躍が期待
される。
・ 平成28年度に運用を開始し、これまでに約220名が認定介護福祉士として登録され、それ
ぞれでの取組がなされているものの、十分な効果検証がないこともあり、認定介護福祉士の制度
上の位置づけの検討もなされていない状況にある。
・ 認定介護福祉士の能力を有効に活用するためには、認定介護福祉士の登録者数を増やす必要が
あるが、そのためには、社会的な評価が欠かせず、制度的な位置づけ等についての検討が必要で
ある。
5 制度的な位置づけの明確化
・ 介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識は、介護サービスを提供する人材とし
て最も備えておかなければならない要素である。
・ 介護福祉士資格は、この介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を基盤として、
専門的知識・技術を有する人材であることを証するものであり、だからこそ、介護職チームの中
核的な役割を担う人材として位置付けられていると理解している。
・ しかし、介護福祉士資格は、例えば介護保険制度上では、体制加算の対象となっているものの、
配置基準上の明確な位置づけがないほか、中核的な役割を担う人材としての配置要件も薄く、例
えばサービス提供責任者も、介護福祉士資格を必須要件とはしていない。
・ また、認知症介護実践研修など、加算要件となっている制度に紐づく研修の仕組みがあるが、
当該研修の受講も介護福祉士資格を要件とはしていない。
・ 介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を担保する人材として、介護職チーム
の中核的役割を期待されていることを踏まえれば、制度上の位置づけを明確にすべきであり、そ
うすることが、責任意識を促すことにも繋がる。
・ 以上を踏まえれば、介護福祉士を、倫理・法令遵守の担保、虐待防止、身体拘束廃止への責任
を担うリーダーとして位置づけるとともに、介護職チームの中核的な役割を担う人材として、配
置基準上明確に位置づけ、役割や責任、負荷に見合った処遇を保障すべきである。
6 介護福祉士が担う中核的役割の明確化
・ 介護職チームの中核的な役割を担う介護福祉士には、多様な人材を束ね、質の高い介護を提供
する役割が期待されているが、具体的な役割についての整理がなされていない。
・ 中核的な役割を担う介護福祉士に求められる役割・機能(中核的役割)としては、以下のよう
な内容が考えられる。
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・ なお、この情報登録の仕組みは、介護福祉士等の介護人材だけでなく、福祉専門職全般に対象
を広げるべきである。
4 認定介護福祉士の仕組みの有効活用
・ 認定介護福祉士の仕組みは、平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法改正時の附帯決議にお
いて「重度の認知症や障害を持つ者等への対応、サービス管理等の分野において、より専門的対
応ができる人材を育成する」とされたことを踏まえ、構築された仕組みである。
・ 認定介護福祉士の養成研修は22科目(600時間)で構成された、介護現場の課題解決から
地域福祉実践までをカバーする研修プログラムとなっており、介護現場の統括リーダーの役割か
ら、介護にまつわる地域課題に向き合う知見を有する人材としての役割まで、幅広い活躍が期待
される。
・ 平成28年度に運用を開始し、これまでに約220名が認定介護福祉士として登録され、それ
ぞれでの取組がなされているものの、十分な効果検証がないこともあり、認定介護福祉士の制度
上の位置づけの検討もなされていない状況にある。
・ 認定介護福祉士の能力を有効に活用するためには、認定介護福祉士の登録者数を増やす必要が
あるが、そのためには、社会的な評価が欠かせず、制度的な位置づけ等についての検討が必要で
ある。
5 制度的な位置づけの明確化
・ 介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識は、介護サービスを提供する人材とし
て最も備えておかなければならない要素である。
・ 介護福祉士資格は、この介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を基盤として、
専門的知識・技術を有する人材であることを証するものであり、だからこそ、介護職チームの中
核的な役割を担う人材として位置付けられていると理解している。
・ しかし、介護福祉士資格は、例えば介護保険制度上では、体制加算の対象となっているものの、
配置基準上の明確な位置づけがないほか、中核的な役割を担う人材としての配置要件も薄く、例
えばサービス提供責任者も、介護福祉士資格を必須要件とはしていない。
・ また、認知症介護実践研修など、加算要件となっている制度に紐づく研修の仕組みがあるが、
当該研修の受講も介護福祉士資格を要件とはしていない。
・ 介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を担保する人材として、介護職チーム
の中核的役割を期待されていることを踏まえれば、制度上の位置づけを明確にすべきであり、そ
うすることが、責任意識を促すことにも繋がる。
・ 以上を踏まえれば、介護福祉士を、倫理・法令遵守の担保、虐待防止、身体拘束廃止への責任
を担うリーダーとして位置づけるとともに、介護職チームの中核的な役割を担う人材として、配
置基準上明確に位置づけ、役割や責任、負荷に見合った処遇を保障すべきである。
6 介護福祉士が担う中核的役割の明確化
・ 介護職チームの中核的な役割を担う介護福祉士には、多様な人材を束ね、質の高い介護を提供
する役割が期待されているが、具体的な役割についての整理がなされていない。
・ 中核的な役割を担う介護福祉士に求められる役割・機能(中核的役割)としては、以下のよう
な内容が考えられる。
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