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資料4_及川委員提出資料 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58608.html
出典情報 社会保障審議会 福祉部会 福祉人材確保専門委員会(第2回 6/9)《厚生労働省》
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令和7年6月9日
社会保障審議会福祉部会
福祉人材確保専門委員会
委員長 松 原 由 美 殿
公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及 川 ゆりこ
介護人材の確保に向けた包括的な提案
〜介護福祉士制度の整備と専門性の活用を通じた持続可能な介護基盤の構築〜
1 現状と課題認識
少子高齢化の進展により、介護人材の確保は喫緊の課題となっている。
他産業と比較して、介護職は、処遇やキャリア形成、社会的評価の面で魅力に優位
性があるとはいえず、人材の確保・定着が困難な状況にある。
また、介護福祉士の資格や専門性が、制度上十分に活かされていない。
2 具体的な提案内容
(1)介護福祉士の専門性を活かす制度整備
① 国民の信頼が得られる資格制度の確立
資格取得方法の一元化(一定の教育プロセスや実務経験を経た後に国家試験を
受験するという形)の度重なる延期(4回)は、国民の信頼と有資格者の誇りを
損なわせている。
真に信頼される国家資格としての介護福祉士制度を確立させるためには、資格
取得方法の一元化を速やかに完全実施させる必要がある。
また、資格試験に合格していないことを証する准介護福祉士資格の仕組みは、
信頼性に欠けるものであり、比国への影響の懸念も払拭されており、登録者がゼ
ロ名である状況を踏まえれば、今こそ撤廃の判断をすべきである。
② 福祉専門職の情報登録制度等の整備
介護人材の確保策については、介護現場で中核的な役割を担う介護福祉士や介
護福祉の専門人材、それ以外の人材等の区分を定め、それぞれの必要数を設定し
たうえで、現状を踏まえた具体的な計画とすることが必要である。
また、今後、地域包括ケアの深化に留まらず、地域共生社会の構築を進めるた
めには、現状、十分に活用しきれていない潜在的な介護福祉士の専門性を活用で
きる道筋を構築する必要がある。
そのため、地域で介護福祉士等の専門性を活用した取組を推進できる枠組みを
構築するとともに、現任・潜在の福祉専門職の資格者情報登録制度として確立さ
せるべきである。
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