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資料4_及川委員提出資料 (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58608.html |
出典情報 | 社会保障審議会 福祉部会 福祉人材確保専門委員会(第2回 6/9)《厚生労働省》 |
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③ 認定介護福祉士の仕組みの有効活用
平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法改正時の附帯決議を踏まえ、認定介
護福祉士の仕組みが構築され、これまでに約220名が認定介護福祉士として登
録されている。
認定介護福祉士には、介護現場の統括リーダーの役割から、介護にまつわる地
域課題に向き合う知見を有する人材としての役割まで、幅広い活躍が期待され、
すでにそれぞれでの取組がなされているが、十分な効果検証がないこともあり、
認定介護福祉士の制度上の位置づけの検討もなされていない状況にある。
ただし、認定介護福祉士の能力を有効活用するためには、認定介護福祉士の社
会的評価が欠かせず、制度的な位置づけ等の取扱についての検討をお願いしたい。
(2)介護福祉士資格の制度上の位置づけの明確化
介護福祉士資格は、介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を備
えた人材であることを証するものであり、だからこそ、介護職チームの中核的な役
割を担う人材として位置付けられていると理解している。
そこで、介護福祉士を、倫理・法令遵守の担保、虐待防止、身体拘束廃止への責
任を担うリーダーとして位置づけるとともに、介護職チームの中核的な役割を担う
人材として、配置基準上明確に位置づけ、役割や責任、負荷に見合った処遇を保障
すべきである。
(3)介護職のキャリア形成の道筋の整理
① 介護福祉士が担う中核的役割の明確化
介護職チームの中核的な役割を担う介護福祉士には、多様な人材を束ね、質の
高い介護を提供する役割が期待されているが、具体的な役割についての整理がな
されておらず、すべての介護福祉士に対し、必要なスキル等を身につけるための
機会も保障されていない。
質の高い介護サービスの提供や継続性を担保するためには、中核的な役割の整
理とあわせ、必要なスキル等を身につけるための研修の整備等が必要である。
また、そのうえで、当該役割を担う人材の配置を制度上位置づけ、役割や責任、
負荷に見合った処遇を保障すべきである。
② 介護職のキャリア形成と学びの標準化
厚生労働省から示された「山脈型」キャリアモデルは、極めて重要な視点であ
り、引き続き具体的な検討を進めるべきである。
他方で、介護人材の体系的なキャリア形成の道筋がないことが、介護人材の定
着や、介護業界に関心のある人材の新規参入の阻害要因のひとつとなっているだ
けでなく、制度に紐づく研修のほか、職能団体や事業者団体等による各種研修等
の内容の重なりなどの非効率を生じさせていると考えられる。
そのため、介護現場の負担を最小にしながら、効率よくキャリア形成できる、
介護業界共有の介護人材の生涯研修体系を整備するとともに、受講履歴を一括で
管理する仕組みの構築を検討すべきである。
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平成19年の社会福祉士及び介護福祉士法改正時の附帯決議を踏まえ、認定介
護福祉士の仕組みが構築され、これまでに約220名が認定介護福祉士として登
録されている。
認定介護福祉士には、介護現場の統括リーダーの役割から、介護にまつわる地
域課題に向き合う知見を有する人材としての役割まで、幅広い活躍が期待され、
すでにそれぞれでの取組がなされているが、十分な効果検証がないこともあり、
認定介護福祉士の制度上の位置づけの検討もなされていない状況にある。
ただし、認定介護福祉士の能力を有効活用するためには、認定介護福祉士の社
会的評価が欠かせず、制度的な位置づけ等の取扱についての検討をお願いしたい。
(2)介護福祉士資格の制度上の位置づけの明確化
介護福祉士資格は、介護福祉専門職としての倫理観・コンプライアンス意識を備
えた人材であることを証するものであり、だからこそ、介護職チームの中核的な役
割を担う人材として位置付けられていると理解している。
そこで、介護福祉士を、倫理・法令遵守の担保、虐待防止、身体拘束廃止への責
任を担うリーダーとして位置づけるとともに、介護職チームの中核的な役割を担う
人材として、配置基準上明確に位置づけ、役割や責任、負荷に見合った処遇を保障
すべきである。
(3)介護職のキャリア形成の道筋の整理
① 介護福祉士が担う中核的役割の明確化
介護職チームの中核的な役割を担う介護福祉士には、多様な人材を束ね、質の
高い介護を提供する役割が期待されているが、具体的な役割についての整理がな
されておらず、すべての介護福祉士に対し、必要なスキル等を身につけるための
機会も保障されていない。
質の高い介護サービスの提供や継続性を担保するためには、中核的な役割の整
理とあわせ、必要なスキル等を身につけるための研修の整備等が必要である。
また、そのうえで、当該役割を担う人材の配置を制度上位置づけ、役割や責任、
負荷に見合った処遇を保障すべきである。
② 介護職のキャリア形成と学びの標準化
厚生労働省から示された「山脈型」キャリアモデルは、極めて重要な視点であ
り、引き続き具体的な検討を進めるべきである。
他方で、介護人材の体系的なキャリア形成の道筋がないことが、介護人材の定
着や、介護業界に関心のある人材の新規参入の阻害要因のひとつとなっているだ
けでなく、制度に紐づく研修のほか、職能団体や事業者団体等による各種研修等
の内容の重なりなどの非効率を生じさせていると考えられる。
そのため、介護現場の負担を最小にしながら、効率よくキャリア形成できる、
介護業界共有の介護人材の生涯研修体系を整備するとともに、受講履歴を一括で
管理する仕組みの構築を検討すべきである。
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