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【資料2-2】関係医学会・医会・業界見解 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58149.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第32回 5/23)《厚生労働省》
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【適正使用の観点から】

ED 治療薬は心理的要因や経済的な理由より医療機関を受診せず
にインターネットの個人輸入により入手する患者さんが多く存在
するが、この多くが備造医薬品であることが知られており、それに
よる健康被害が懸念されている。0TC 化により正規のタダラフィル
の購入が可能になることにより、このような被害を少なくすること
が可能になることが予想される。

【スイッチ化した際の社会への影響の観点から】

現在国内の ED 患者さんは 1400 万人存在すると推定されている
が、しかし療恥心などの心理的要因、 経済的な理由により約 80%は
医療機関を未受診となっているこ とが報告されている。 また不妊治
療に対しては保険が適応になっているが、 規制が多くほとんど利用
されていないのが現状である。ED は満足な性交渉ができないことに
より男性の自尊心の低下、不妊の原因、夫婦・パートナー間の関係
の良好な関係を損なう、など了臨床の現場だけでなく社会的にも問題
を引き起こすことが知られている。 本楽剤が OTC 化されることによ
り、より多くの ED 患者さんが薬剤を使用し、症状が改善すること
が予想され、これらの社会問題が改善され、さらには出産率の向上
に繋がる可能性も考えられる。

(上記と判断した根拠)
疫学に関する数値は下記の日本性機能学会が 2023 年に実施したア
ンケート調査結果の論文に基づいている。
Tsujimura et al. Ha Function and Sexual Activ1ty Are
Declining in the Younger Generation: Results from a National
Survey in Japan. World ] Men s Health. 2024 Aug 30.

2. OTCとする際の課題点について

.前述したごとく併用禁忌薬や投与禁忌の疾患、特に心血管障害の
有無を確認することが重要である。その確認のため楽剤師の面談
継続的に必須と考えるが、一定の期間が経過した後に薬剤師の面談
ボ必要で無く、ネット販売が可能となる第一類医薬品への移行は旧
題があると考える。

・タダラフィル 10mg の初回投与で効果が悪いと判断された場合
速やかに医療機関への受診が勧代ほれるべべきである。そのため、v
たずらに長期間の自己判断での内服を継続的しないように1回の処
方量は制限されるべきであり、その量は 10 錠程度とすべきと考え
る。 またこのときに愚者さんが医療機関への受徐を勧められても受
診しない愚者さんが発生することが予想されるため、適切な ED 治
療ができる医療機関を薬局が把握し、すみやかに紹介する体制を構
築する必要がある。

(上記と判断した根拠)

現状では医療機関での頓服薬の処方は一般的に 10 錠が上限となっ
ているため、それを超える投与講ではあるべきでないと考える。

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