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ピロリ菌除菌者での初発胃がんリスク診断に成功 胃の細胞に溜まったエピゲノム異常で正確にリスク判定できることを確認 実用化に向け検討を開始 (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncc.go.jp/jp/information/researchtopics/2025/0416/20250416.pdf |
出典情報 | ピロリ菌除菌者での初発胃がんリスク診断に成功(4/16)《国立がん研究センター、星薬科大学》 |
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図 3 メチル化レベルと胃がん発生率
メチル化レベルが最も低かった 1/4 の人たちに比べて、最も高かった 1/4 の人たちは 7.7 倍胃がん発生
のリスクが高かった。
高リスクな集団の中でもさらに超高リスクな集団を特定
本研究の対象者は全員、臨床的に高リスクとされる開放型胃粘膜萎縮を有する健康人です。その中
でも特にリスクの高い超高リスク群を特定することを試みました。対象者における RIMS1 メチル化レベ
ルと胃がん発生率の関係を計算し、RIMS1 のメチル化レベルが 25.7%を超えると、1 年間で胃がんを発
生する頻度が急速に増加しており、超高リスクと考えられました(図 4)。この超高リスクの人たちには、2
年に一度の経過観察よりも、がんが発生したとしても内視鏡治療が可能なうちに発見が可能になると予
測されるため毎年の経過観察が推奨される可能性が高いと考えられます。
4
メチル化レベルが最も低かった 1/4 の人たちに比べて、最も高かった 1/4 の人たちは 7.7 倍胃がん発生
のリスクが高かった。
高リスクな集団の中でもさらに超高リスクな集団を特定
本研究の対象者は全員、臨床的に高リスクとされる開放型胃粘膜萎縮を有する健康人です。その中
でも特にリスクの高い超高リスク群を特定することを試みました。対象者における RIMS1 メチル化レベ
ルと胃がん発生率の関係を計算し、RIMS1 のメチル化レベルが 25.7%を超えると、1 年間で胃がんを発
生する頻度が急速に増加しており、超高リスクと考えられました(図 4)。この超高リスクの人たちには、2
年に一度の経過観察よりも、がんが発生したとしても内視鏡治療が可能なうちに発見が可能になると予
測されるため毎年の経過観察が推奨される可能性が高いと考えられます。
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