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切れ目のないポリファーマシー対策を提供するための薬物療法情報提供書作成ガイド (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/news/20250331.html |
出典情報 | 切れ目のないポリファーマシー対策を提供するための薬物療法情報提供書作成ガイド(3/31)《国立長寿医療研究センター》 |
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切れ目のないポリファーマシー対策を提供するための
薬物療法情報提供書作成ガイド
1
薬物療法情報提供書に関して
本ガイドでは、情報提供書の名称を「薬物療法情報提供書」と統一している。この名称は、
従来「薬剤管理サマリー」として知られている情報提供書に代わるものである。「薬剤管理
サマリー」という名称は、薬剤の管理に焦点を当てた印象を与え、内容が薬剤の管理に限定
薬
物
療
法
情
報
提
供
書
に
関
し
て
されていると誤解される可能性がある。しかし、ポリファーマシー対策においては、薬物療
薬物療法情報提供書に関して
11
法にとどまらず、高齢者総合機能評価をはじめとする患者の全体像を把握し、多職種間で幅
広い情報を共有することが不可欠である。このような背景を踏まえ、ポリファーマシー対策
に必要な情報を包括する「薬物療法情報提供書」という名称を採用した。
本ガイドでは、薬物療法情報提供書の概要、作成手順、各項目の詳細な解説、および多職
種間での情報共有の考え方についても記載している。薬物療法情報提供書は Excel 版、PDF
版、
FileMakerGo 版の 3 種類を作成した。
情報提供の状況に応じて使い分けていただきたい。
また、薬物療法情報提供書の内容をより詳細に記載したい場合には薬物療法情報提供書(詳
細版)も利用していただきたい。
薬物療法情報提供書に関する利用・対象者などを下記に示す。
1. 目的
切れ目のないポリファーマシー対策を提供し、患者の薬物療法の継続性と安全性を
確保するため、薬物療法に関する情報提供を標準化する。本ガイドを活用すること
で、医療現場での情報共有がより効果的かつ円滑に進むことを目指している。
2. 利用者
主に病院薬剤師が薬物療法情報提供書を作成し、急性期、回復期、慢性期等の医療
現場における状況を考慮して活用することを想定している。
3. 主な患者対象
主に高齢者を対象としており、医療環境としては急性期病院、回復期病院、慢性期
病院などの医療機関を想定している。
4. 主な情報提供先
薬剤師が受け取ることを想定しているが、医師・歯科医師、看護師、管理栄養士、
リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、医療ソーシ
ャルワーカー(MSW)などの多職種も連携して情報を受け取ることを想定している。
5. 主な情報提供方法
Excel 版、PDF 版、FileMakerGo 版などの電子媒体を用いることで迅速な情報共有が
可能である。現状では紙媒体や FAX も広く使用されている。そのため紙媒体での利
用も想定されるが、患者を通じた情報提供はやむを得ない場合をのぞき極力避ける
こと。
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薬物療法情報提供書作成ガイド
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薬物療法情報提供書に関して
本ガイドでは、情報提供書の名称を「薬物療法情報提供書」と統一している。この名称は、
従来「薬剤管理サマリー」として知られている情報提供書に代わるものである。「薬剤管理
サマリー」という名称は、薬剤の管理に焦点を当てた印象を与え、内容が薬剤の管理に限定
薬
物
療
法
情
報
提
供
書
に
関
し
て
されていると誤解される可能性がある。しかし、ポリファーマシー対策においては、薬物療
薬物療法情報提供書に関して
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法にとどまらず、高齢者総合機能評価をはじめとする患者の全体像を把握し、多職種間で幅
広い情報を共有することが不可欠である。このような背景を踏まえ、ポリファーマシー対策
に必要な情報を包括する「薬物療法情報提供書」という名称を採用した。
本ガイドでは、薬物療法情報提供書の概要、作成手順、各項目の詳細な解説、および多職
種間での情報共有の考え方についても記載している。薬物療法情報提供書は Excel 版、PDF
版、
FileMakerGo 版の 3 種類を作成した。
情報提供の状況に応じて使い分けていただきたい。
また、薬物療法情報提供書の内容をより詳細に記載したい場合には薬物療法情報提供書(詳
細版)も利用していただきたい。
薬物療法情報提供書に関する利用・対象者などを下記に示す。
1. 目的
切れ目のないポリファーマシー対策を提供し、患者の薬物療法の継続性と安全性を
確保するため、薬物療法に関する情報提供を標準化する。本ガイドを活用すること
で、医療現場での情報共有がより効果的かつ円滑に進むことを目指している。
2. 利用者
主に病院薬剤師が薬物療法情報提供書を作成し、急性期、回復期、慢性期等の医療
現場における状況を考慮して活用することを想定している。
3. 主な患者対象
主に高齢者を対象としており、医療環境としては急性期病院、回復期病院、慢性期
病院などの医療機関を想定している。
4. 主な情報提供先
薬剤師が受け取ることを想定しているが、医師・歯科医師、看護師、管理栄養士、
リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、医療ソーシ
ャルワーカー(MSW)などの多職種も連携して情報を受け取ることを想定している。
5. 主な情報提供方法
Excel 版、PDF 版、FileMakerGo 版などの電子媒体を用いることで迅速な情報共有が
可能である。現状では紙媒体や FAX も広く使用されている。そのため紙媒体での利
用も想定されるが、患者を通じた情報提供はやむを得ない場合をのぞき極力避ける
こと。
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