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資料1 デジタル行財政改革のこれまでの取組等について (9 ページ)

公開元URL https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/digital_gyozaikaikaku/kaigi5/gijishidai5.html
出典情報 デジタル行財政改革会議(第5回 4/22)《内閣官房》
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「課題発掘対話」~医療~
4/16、「利用者起点で見た利便性と質の高い医療の実現」をテーマに課題発掘対話を実施。電子処方箋や、こ
れを有効活用できる施策(オンライン服薬指導、リフィル処方等)の現状と課題等について、議論。
現状と課題
• 高齢化の進展に伴い、医療を必要とする方が増えていく一方で、それを支える医療従事者の確保も課題。
デジタルの力等を活用して、患者にとって利便性と質が高い医療を実現していくことが重要。
• 電子処方箋は、関係者間でのリアルタイムでの薬剤情報の共有により、より実効性のある重複投薬の防
止等が可能となるが、導入率は1割未満と普及状況は芳しくない(医療DX工程表では、今年度中に概ね全ての
医療機関や薬局に導入)。また、リフィル処方箋(反復利用できる処方箋)の発行実績も低調。

課題発掘対話における主な意見
【電子処方箋】
• 補助金はあるが、導入や維持のための費用・業務が負担となっている。 ・ 国の財政状況を踏まえると、補助の充実(国が全額負担)は厳しい。
• 効果を発揮するためには、地域一帯での面的な普及が必要。
・ 導入状況を都道府県別等で公表しながら、普及を促進していくべき。
• システムを利用する現場の業務自体の見直しも必要。データを扱うことができる職場環境の整備が重要。
【オンライン服薬指導、長期処方・リフィル処方】
• リフィル処方は、国民からも医師からも認知度が低い。診療報酬改定でも対応しているが、認知度を高める取り組みが必要。
• 「リフィル」という単語が分かりづらく、呼び方を改めることも選択肢。
• リフィル処方では、薬剤師が患者の状態をしっかりフォローし、医師と情報共有していくことが重要。
【その他】
• 医療DXは安全安心で効果的・効率的な医療に向けた手段。受診行動が劇的に変わるチャンス。利便性向上と医療資源効率化を同時に達成できる。
• 医療では事故が起こったら取り返しがつかない。利便性や経済性・効率性も重要だが、有効性、必要性、特に安全性は優先すべき。
• 仕事や子育てを優先して、健康を犠牲にする人もいる。忙しい患者のためにも通院負担がないオンライン診療やリフィル処方箋を進めるべき。 8