Digi田（デジでん）甲子園について
 全国津々浦々でデジタル田園都市国家構想を進め、国民的な機運醸成の観点から、デジタル技術の活用により、
地域の課題を解決し、住民の暮らしの利便性と豊かさの向上や、地域の産業振興につながっている取組を表彰
する「Digi田甲子園」を開催。
 国民参加のインターネット投票と審査員による審査を経て、内閣総理大臣賞（優勝）ほか受賞団体を表彰。
 令和４年度に初めて開催し、夏は地方公共団体、冬は民間企業・団体の取組を募集。冬のDigi田甲子園では、
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社による「デジタル（テレマティクス）技術を活用した新たな交通安全対
策」（実施地域：福井県）が内閣総理大臣賞を受賞（優勝）。
 令和５年度は、年１回の「Digi田（デジでん）甲子園2023」とし、地方公共団体部門、民間企業・団体部門
毎に募集・表彰を実施。医療、介護、防災、インフラ管理、地域交通、農業といった地域が直面している多様な課
題に対し、官民、産学官、金融機関やメディアなど地域の実情に詳しい組織など、多彩な連携体制により具体的な
解決策を実際に提供している優れた取組が受賞。
 表彰事例はじめ優良事例は、デジタル庁の「デジタル実装の優良事例を支えるサービス/システムのカタログ」に
掲載するほか、内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局ホームページの「デジ田メニューブック」に
掲載し、積極的な横展開に取り組む。
Ｒ4年度冬

「デジタル（テレマティクス）技術を活用した新たな
交通安全対策」 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社

主たる分野：防災、安心・安全の確保
主な実施地域：福井県

 急ブレーキや速度超過等ドライバーの運転データを取得し、危険運転エリアを示す「交通安全マップ」
を作成。これに基づき、福井市明新地区（17.4ha）が新たにゾーン30エリアに指定。
 デジタルデータを活用し、ゾーン30エリア指定前後での車速の変化を分析した結果、明新小学校
周辺での速度の低減を定量的に可視化することができ、交通安全対策のEBPMに貢献。
 これまでの、事故実績に基づく事後対応から、データに基づく危険運転エリアに対する先手先手の
対策を行うことで、事故の未然防止を目指す。

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