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資料1-8             新規新型コロナワクチンを含むコホート調査並びに副反応シグナル全国調査[8.4MB] (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_39491.html
出典情報 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第101回 4/15)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第1回 4/15)(合同開催)《厚生労働省》
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第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチン
追加接種後 まとめ








2023年11月28日に特例承認となり、2023年12月4日に臨時接種の対象となった新型コロナワク
チンの第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを追加接種した調査対象者に対し、2024
年1月24日から調査を開始した。3~7回目の追加接種について、2024年3月29日までに299人が
追加接種した。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンについて、追加接種後1週間(Day8)の日誌が回
収できた240人では、37.5℃以上の発熱が16.3%(38.0℃以上は7.1%)にみられ、局所反応は疼
痛が91.2%にみられた。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを接種し、接種1か月後までの抗体価(抗S抗体、
抗N抗体)および中和抗体の結果のある66人の接種前および接種後の抗S抗体価は、接種前の抗ヌク
レオカプシドタンパク質抗体(抗N抗体)価が陰性者は接種前6,528 U/mL、接種1か月後68,826
U/mLであったが、抗N抗体陽性者は接種前19,344 U/mL、接種1か月後94,612 U/mLと異なっ
た。接種前抗N抗体陰性者26例、陽性者40名のXBB.1.5中和抗体価は、接種前および接種1か月後
で抗N抗体陰性者5.1倍→77.9倍、抗N抗体陽性者37.3倍→355.1倍であった(参考として測定した
BA.5抗体価はそれぞれ24.8倍→132.8倍、119.2倍→343.0倍であった)。XBB.1.5株に対する幾
何平均抗体価倍率は11.43倍で接種前抗N抗体陰性者は15.17(95%信頼区間9.91-23.22)倍、
抗N抗体陽性者は9.51(6.93-13.06)倍であった。BA.5株に対する幾何平均抗体価倍率3.68倍に
比べて高かった。
第一三共社オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンにおいて、PMDAへの副反応疑い報告が1件(非
該当のため取り下げ)、因果関係を問わないSAEが1件認められている。

順天堂大学 コロナワクチン研究事務局 20