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国勢調査と人口動態統計の個票データリンケージにより日本人の教育歴ごとの死因別死亡率を初めて推計(スライド資料) (21 ページ)

公開元URL https://www.ncc.go.jp/jp/information/researchtopics/2024/0328/index.html
出典情報 国勢調査と人口動態統計の個票データリンケージにより日本人の教育歴ごとの死因別死亡率を初めて推計(3/28)《国立がん研究センター》
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考察①(全死因)


全死因では「⼤学以上卒業者」に⽐べて、「⾼校卒業者」では男性で1.16倍、⼥性で1.23倍、「中学卒業者」
では男性で1.36倍、⼥性で1.46倍、年齢調整死亡率が⾼い結果だった。



⼈⼝分布を考慮した格差指標(Relative index of inequality)は⽇本では約1.5倍で、欧⽶など諸外国
からの報告(おおよそ2倍前後)と⽐較すると⽇本⼈の健康格差(教育歴ごとの死亡率の差)は⼩さい可能
性が⽰唆された(次ページ参照)。



わが国において死亡率の健康格差が⼩さい背景として、安全な⽔や⾷糧など衛⽣⽔準の⾼さ、社会・経済的な
安定性に加えて、国⺠皆保険制度による医療・保健サービスへのアクセス充実が寄与している可能性が考えられ
る。

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