よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


(3)個室ユニット型施設の整備・運営状況に関する調査研究事業(報告書)(案)[5.5MB] (152 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38545.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第240回 3/18)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

第2章. 施設ヒアリング調査結果
定員数 11 人以上のユニットと定員数 10 人ユニットが同一施設にある介護老人福祉施設
に対し、ユニット定員の違いに伴うケアの質・業務負担の違いや工夫に関するヒアリング調
査を実施した。なお、ヒアリング対象施設は、令和3年度の改定以前から定員数 11 人以上
のユニットを有していた施設である。
調査対象

ユニット定員数別のユニットの構成

特別養護老人ホーム A

定員数 10 人・14 人ユニットが同一施設にある

特別養護老人ホーム B

定員数 10 人・12 人・14 人ユニットが同一施設にある

特別養護老人ホーム C

定員数9人・10 人・12 人・13 人・14 人ユニットが同一施設に
ある

特別養護老人ホーム D

定員数 10 人・15 人ユニットが同一施設にある

特別養護老人ホーム E

定員数8人・10 人・12 人・13 人ユニットが同一施設にある

ユニット間で業務の質・負担の差異が出ないようにするための工夫として、職員の技術レ
ベルや経験の違いを加味した職員配置、業務ひっ迫時におけるユニット間の人員応援、ユニ
ットに紐づかないフリーの職員によるヘルプ対応等が挙げられた。
ヒアリング項目ごとの結果は以下のとおりである。
1. 10 人ユニットとそれ以外の定員数のユニットにおける入居者の特徴の違い
調査対象
特別養護老人

ヒアリング結果


ホーム A

10 人・14 人ユニットで介護度等、入居者の状態に大きな特徴に違い
はない。



ユニット単位ではなく、フロア単位で入居者の状態等を考慮してい
る。

特別養護老人



ホーム B

入居者の状態に応じたユニット編成は行っていないが、空いた居室
に順次入居してもらっているため、結果としてユニット間で入居者
の特徴に差が出る場合はある。

特別養護老人



ホーム C

入居者の状態(要介護度等)に応じたユニット編成は行っていない。
ベッドに空きができた際に、その空き床に新しい方を入居してもら
っている。

特別養護老人



ホーム D

入居者の状態に応じたユニット編成は行っていない。居室の変更は
認知症の入居者の負担となるため、頻繁に居室を変えない方が良い
と考えている。

特別養護老人
ホーム E



入居者の状態に応じたユニット編成は行っていない。
147