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資料3 検討を要する福祉用具の種目について (19 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38517.html |
出典情報 | 介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会(令和5年度第1回 3/13)《厚生労働省》 |
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Ⅱ.総合的評価(案)
※保険適用の合理性の観点を踏まえた要件1から要件7までの総合的な評価。
構成員の意見
(保険適用の合理性の考え方:一般国民との公平性や経済性、有効性、保険給付への影響等の観点から、以下の視点を基に総合的に勘案する。)
①日常生活における機能として欠かせない。②日常生活に不可欠な機能に無関係な機能を伴わない。③他のサービスや製品等の代替が原則困難である。
④一般的に低価格なものではないもの。⑤複合機能がある場合は本来の機能と一体不可分(補完的役割)であり、日常生活における機能として欠かせない。
○
検証データ数が不足(N=9件)しており、本機器の有効性・安全性に関する判断は困難ではないか。また安全性の観点から、薬の飲み忘れが完全に
なくならない原因の分析が不十分であり、介護保険対象とするには機器使用における適応判断及びリスク管理を明確にできないのではないか。服薬管理、
服薬支援のどちらの位置づけであっても、生命の危機に直結するような薬が含まれる以上、飲み忘れの頻度の低減、重複して飲むことの低減というデー
タをもって有用性があると結論づけることは難しいのではないか。
○ 利用者の適用範囲や利用できない薬の範囲、リスクマネジメント等、安全性に関する更なる検討が必要ではないか。この点が整備されれば、在宅の生
活の支援を行う福祉用具としての要件を満たす余地もあるのではないか。
○ 当該機器の対象者を明確にするとともに、訪問看護や服薬指導と連携して活用することにより、高齢者の自立を支援し、かつ薬の飲み忘れや飲み過ぎ
の防止、服薬量の間違いや服薬効果の確認、残薬の減少等に資するものではないか。
○ 一般高齢者にも有効な機器であると考えられるため、一般製品との差別化を明確にする必要があるのではないか。差別化に当たっては、家族等に加え、
医療従事者や薬局と連携の上使用し、服薬の状況を家族等が確認するなど、介護サービスのシステムの中に位置付けて、本機器を使用することが必要で
はないか。
○ 機器の有効性等の評価だけでなく、医療・介護サービス費用全体にかかるコストについて、マクロ的な観点から服薬支援機器の価値を評価することが
大切ではないか。また、医療・介護の専門職と福祉用具専門相談員が連携した形での機器の利用モデルを研究して欲しい。居宅療養管理指導(服薬管
理)と福祉用具貸与の複合型の展開も考えて欲しい。
○ 本機器は、安全性(コンセントが抜けるなどの意図しない電源喪失時における機器動作が服薬に与える影響等)に課題がある。
○ 現状、薬局経由(薬剤師による居宅療養管理指導の範囲)で類似製品の利用が進んできている状況で、福祉用具として新たに追加する必要があるか疑
問がある。
○ 費用対効果の検討が必要ではあるが、高齢者向け住宅や居住系施設等のように定期的な管理が可能な環境であれば、介護の生産性向上や業務負担軽減
の用具として活用することを検討できるのではないか。
○ 令和2年度第4回介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会において、服薬管理機器について議論された中で、総合評価として以下の通り結論付けた経
緯を踏まえ、再度本検討会で議論するに当たり、服薬支援機器の取り扱いにおける考え方を議論、整理すべきではないか。
・利用安全の観点から、医学的管理の下でなされるものとしての整理が必要である。
・そのため、服薬管理は医療的観点から使用されることが妥当であり、介護保険の福祉用具になじまない。
1
有効性・安全性
2
一般用品
3
医療機器
4
在宅で使用
5
補装具
6
利用促進
7
工事を伴う
✕
△
△
〇
〇
△
〇
○ 本機器の有効性や安全性に関しては、適用の対象となる利用者や薬の範囲、医療専門職の関与の必要性やその有効性、一般的な生活用品の使用時と比
較した有効性や安全性の違い等を整理し、利用者等が在宅生活の中で適切かつ安全に本機器を利用できることについて具体的に示した場合は、在宅生活
における服薬を支援する福祉用具として検討できると考える。
○ 本提案においては、検証データ数が不足していることに加え、本機器使用時における安全利用に関する分析が不十分であるなどの理由から、本機器の
有効性・安全性に関して判断することは困難である。在宅での使用例に基づき、自立支援や安全利用のための対策を示すことや、提案されている効果に
ついての定量的なデータを用いた検証結果が得られる必要がある。
評価検討会結果(案)
□ 可
( □新規種目・種類
□拡充・変更 )
□ 評価検討の継続
■ 否
18
※保険適用の合理性の観点を踏まえた要件1から要件7までの総合的な評価。
構成員の意見
(保険適用の合理性の考え方:一般国民との公平性や経済性、有効性、保険給付への影響等の観点から、以下の視点を基に総合的に勘案する。)
①日常生活における機能として欠かせない。②日常生活に不可欠な機能に無関係な機能を伴わない。③他のサービスや製品等の代替が原則困難である。
④一般的に低価格なものではないもの。⑤複合機能がある場合は本来の機能と一体不可分(補完的役割)であり、日常生活における機能として欠かせない。
○
検証データ数が不足(N=9件)しており、本機器の有効性・安全性に関する判断は困難ではないか。また安全性の観点から、薬の飲み忘れが完全に
なくならない原因の分析が不十分であり、介護保険対象とするには機器使用における適応判断及びリスク管理を明確にできないのではないか。服薬管理、
服薬支援のどちらの位置づけであっても、生命の危機に直結するような薬が含まれる以上、飲み忘れの頻度の低減、重複して飲むことの低減というデー
タをもって有用性があると結論づけることは難しいのではないか。
○ 利用者の適用範囲や利用できない薬の範囲、リスクマネジメント等、安全性に関する更なる検討が必要ではないか。この点が整備されれば、在宅の生
活の支援を行う福祉用具としての要件を満たす余地もあるのではないか。
○ 当該機器の対象者を明確にするとともに、訪問看護や服薬指導と連携して活用することにより、高齢者の自立を支援し、かつ薬の飲み忘れや飲み過ぎ
の防止、服薬量の間違いや服薬効果の確認、残薬の減少等に資するものではないか。
○ 一般高齢者にも有効な機器であると考えられるため、一般製品との差別化を明確にする必要があるのではないか。差別化に当たっては、家族等に加え、
医療従事者や薬局と連携の上使用し、服薬の状況を家族等が確認するなど、介護サービスのシステムの中に位置付けて、本機器を使用することが必要で
はないか。
○ 機器の有効性等の評価だけでなく、医療・介護サービス費用全体にかかるコストについて、マクロ的な観点から服薬支援機器の価値を評価することが
大切ではないか。また、医療・介護の専門職と福祉用具専門相談員が連携した形での機器の利用モデルを研究して欲しい。居宅療養管理指導(服薬管
理)と福祉用具貸与の複合型の展開も考えて欲しい。
○ 本機器は、安全性(コンセントが抜けるなどの意図しない電源喪失時における機器動作が服薬に与える影響等)に課題がある。
○ 現状、薬局経由(薬剤師による居宅療養管理指導の範囲)で類似製品の利用が進んできている状況で、福祉用具として新たに追加する必要があるか疑
問がある。
○ 費用対効果の検討が必要ではあるが、高齢者向け住宅や居住系施設等のように定期的な管理が可能な環境であれば、介護の生産性向上や業務負担軽減
の用具として活用することを検討できるのではないか。
○ 令和2年度第4回介護保険福祉用具・住宅改修評価検討会において、服薬管理機器について議論された中で、総合評価として以下の通り結論付けた経
緯を踏まえ、再度本検討会で議論するに当たり、服薬支援機器の取り扱いにおける考え方を議論、整理すべきではないか。
・利用安全の観点から、医学的管理の下でなされるものとしての整理が必要である。
・そのため、服薬管理は医療的観点から使用されることが妥当であり、介護保険の福祉用具になじまない。
1
有効性・安全性
2
一般用品
3
医療機器
4
在宅で使用
5
補装具
6
利用促進
7
工事を伴う
✕
△
△
〇
〇
△
〇
○ 本機器の有効性や安全性に関しては、適用の対象となる利用者や薬の範囲、医療専門職の関与の必要性やその有効性、一般的な生活用品の使用時と比
較した有効性や安全性の違い等を整理し、利用者等が在宅生活の中で適切かつ安全に本機器を利用できることについて具体的に示した場合は、在宅生活
における服薬を支援する福祉用具として検討できると考える。
○ 本提案においては、検証データ数が不足していることに加え、本機器使用時における安全利用に関する分析が不十分であるなどの理由から、本機器の
有効性・安全性に関して判断することは困難である。在宅での使用例に基づき、自立支援や安全利用のための対策を示すことや、提案されている効果に
ついての定量的なデータを用いた検証結果が得られる必要がある。
評価検討会結果(案)
□ 可
( □新規種目・種類
□拡充・変更 )
□ 評価検討の継続
■ 否
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