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総-6○新型コロナウイルス感染症の診療報酬上の取扱いについて (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00208.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第554回 9/13)《厚生労働省》
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新型コロナウイルス感染症の診療状況に関するヒアリング結果概要
<調査方法>
○ 令和5年8月7日~8月22日にかけて、9病院及び6診療所にアンケート調査及びヒアリングを実施。
<結果>
(1)入院医療について
(一般病棟)
○ 多くの医療機関で、コロナ専用病棟による対応は行っておらず、看護職員もコロナ専属ではなく他の患者と同時に対応を行って
いた。
○ コロナ専用病棟ではなくなったこともあり、多くの医療機関で、配食・下膳や清掃等の業務は看護職員ではなく、コロナ発生以前
のとおり看護補助者や外部の清掃業者が行っていた。
○ コロナ患者が病棟にいる場合でも、多くの場合、看護職員の追加配置は行っていない。
○ PPEについては、身体接触を伴う診察がない場合は入室時もガウンを省略するなど、効率化を進めている医療機関が半数程度
あった。
○ コロナ患者と非コロナ患者を同時に対応する必要があるため、PPEの頻回の交換など感染管理の手間は依然として生じており、
非コロナ患者と比較すると業務効率は落ちる傾向にあるとの意見が多かった。
(治療室)
○ ECMOによる治療を行う患者については、コロナ患者であるかを問わず看護職員を追加することがあるが、コロナ患者のうち
ECMOによる治療を行う患者の割合は減少しており、追加配置が必要なケースは減少している。
(2)外来医療について
○ 多くの病院では、ゾーニングについて、待合室の中で距離を置く等、コロナ発生以前と同様の対応を行っていた。診療所では、臨
時のプレハブにより対応する場合、医療機関内の別室と時間分離を組み合わせて対応する場合、同じ待合室の中で他の患者と
距離を置いて対応する場合があった。
○ コロナ疑い患者の外来対応において追加の人員を配置している施設における追加配置の目的としては、コロナ疑い患者用の待
合場における対応や、発熱外来としての電話対応・電話での問診によるものが多かった。
○ 感染対策としては、検体採取をする職員以外はガウンや手袋を省略するなど、以前と比較して効率化している施設が多かった。
○ 診療自体の効率性としては、各施設における診療のフローの確立により、コロナ発生以前のインフルエンザと同程度の時間で診
療可能との意見が多かった。
○ 入院が必要な患者を入院させる際の調整に必要な時間や手間は、地域における連携により、コロナ以外の疾患と大きく変わら
ない場合が多かった。
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