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総-4参考1○最適使用推進ガイドラインについて (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00208.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第554回 9/13)《厚生労働省》
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【用法・用量】
本剤の母集団薬物動態モデルを利用したシミュレーションにより、本剤200 mgをQ3W、
400 mgを6週間間隔(以下「Q6W」という。)又は10 mg/kg(体重)を2週間間隔(以下
「Q2W」という。)で投与した際の本剤の血清中濃度が検討された。その結果、本剤
400 mgをQ6Wで投与した際の本剤の定常状態における平均血清中濃度(以下「Cavg,ss」とい
う。)は、本剤200 mgをQ3Wで投与した際のCavg,ssと類似すると予測された(下表)。また、
本剤400 mgをQ6Wで投与した際の本剤の定常状態における最高血清中濃度(以下「Cmax,ss」
という。)は、本剤200 mgをQ3Wで投与した際のCmax,ssと比較して高値を示すと予測されたも
のの、日本人患者において忍容性が確認されている用法・用量である本剤10 mg/kg(体重)
をQ2Wで投与した際のCmax,ssと比較して低値を示すと予測された(下表)。さらに、悪性黒
色腫患者を対象に本剤400 mgをQ6Wで投与した海外第Ⅰ相試験(KEYNOTE-555試験)より
得られた実測値に基づく薬物動態 パラメータは、シミュレーションにより予測した薬物動態パ
ラメータと類似した(下表)。加えて、複数の癌腫における臨床試験成績に基づき、本剤の曝
露量と有効性又は安全性との関連を検討する曝露反応モデルが構築され、本剤200 mgを
Q3W又は400 mgをQ6Wで投与した際の曝露量と有効性又は安全性との関連について検討さ
れた結果、上記の用法・用量の間で有効性及び安全性に明確な差異はないと予測された。
表 5 本剤の薬物動態パラメータ
Cmax
Cavg
Cmin
Cmax,ss
Cavg,ss
Cmin,ss
用法・用量
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
(µg/mL)
59.1
27.9
18.1
92.8
50.4
30.9
200 mg Q3W†
(58.5, 59.7) (27.7, 28.1) (17.8, 18.3) (91.7, 94.1) (49.8, 51.0) (30.5, 31.4)
123
32.4
10.6
148
50.7
20.3
400 mg Q6W†
(122, 124)
(32.0, 32.7) (10.4, 10.8)
(146, 149)
(50.1, 51.3) (19.8, 20.9)
400 mg Q6W
136.0‡
14.9§
NA
NA
NA
NA
(実測値) (135.6, 136.4)
(14.4, 15.4)
220
144
119
428
279
197
10 mg/kg Q2W†
(218, 223)
(143, 145)
(117, 121)
(424, 433)
(276, 282)
(193, 200)
†:n=2,993、100 回のシミュレーションにより算出された幾何平均値の中央値(2.5%点, 97.5%点)、
Cmax:初回投与後の最高血清中濃度、Cavg:初回投与後の平均血清中濃度、Cmin:初回投与後(サイクル 2
投与前)の最低血清中濃度、Cmax,ss:定常状態における最高血清中濃度、Cavg,ss:定常状態における平均血
清中濃度、Cmin,ss:定常状態における最低血清中濃度
‡:56 例の幾何平均値(95%信頼区間)
§:41 例の幾何平均値(95%信頼区間)
NA:該当なし

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