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総-4参考1○最適使用推進ガイドラインについて (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00208.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第554回 9/13)《厚生労働省》
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6. 投与に際して留意すべき事項
① 添付文書等に加え、製造販売業者が提供する資料等に基づき本剤の特性及び適正使用の
ために必要な情報を十分に理解してから使用すること。
② 治療開始に先立ち、患者又はその家族に有効性及び危険性を十分説明し、同意を得て
から投与すること。
③ 主な副作用のマネジメントについて
間質性肺疾患があらわれることがあるので、本剤の投与にあたっては、初期症状
(息切れ、呼吸困難、咳嗽等)の確認及び胸部X線検査の実施等、観察を十分に行
うこと。また、必要に応じて胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。
infusion reactionがあらわれることがある。infusion reactionが認められた場合には、
適切な処置を行うとともに、症状が回復するまで患者の状態を十分に観察すること。
甲状腺機能障害、下垂体機能障害及び副腎機能障害があらわれることがあるので、
本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に内分泌機能検査(TSH、遊離T3、遊
離T4、ACTH、血中コルチゾール等の測定)を実施すること。
劇症肝炎、肝不全、肝機能障害、肝炎、硬化性胆管炎があらわれることがあるので、
本剤の投与開始前及び投与期間中は定期的に肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP、AlP、ビリルビン等の測定)を実施すること。
ぶどう膜炎等の重篤な眼障害があらわれることがあるので、定期的に眼の異常の有
無を確認すること。また、眼の異常が認められた場合には、速やかに医療機関を受
診するよう患者を指導すること。
本剤の投与により、過度の免疫反応に起因すると考えられる様々な疾患や病態があら
われることがある。異常が認められた場合には、発現した事象に応じた専門的な知
識と経験を持つ医師と連携して適切な鑑別診断を行い、過度の免疫反応による副作
用が疑われる場合には、本剤の休薬又は中止、及び副腎皮質ホルモン剤の投与等を
考慮すること。なお、副腎皮質ホルモンの投与により副作用の改善が認められない
場合には、副腎皮質ホルモン以外の免疫抑制剤の追加も考慮すること。
投与終了後、数週間から数カ月経過してから副作用が発現することがあるため、本剤
の投与終了後にも副作用の発現に十分に注意すること。
1型糖尿病(劇症1型糖尿病を含む)があらわれ、糖尿病性ケトアシドーシスに至る
ことがあるので、口渇、悪心、嘔吐等の症状の発現や血糖値の上昇に十分注意する
こと。1型糖尿病が疑われた場合には投与を中止し、インスリン製剤の投与等の適
切な処置を行うこと。
④ 本剤の臨床試験において、投与開始から12週ごとに有効性の評価を行っていたことを
参考に、本剤投与中は定期的に画像検査で効果の確認を行うこと。特に本疾患は病勢進
行が速いことを考慮し、投与開始後12週までは効果に関し注意深く観察すること。

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