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ヒアリング資料2 特定非営利活動法人 DPI日本会議 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34626.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第34回 8/9)《厚生労働省》
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(参考資料)

介護職員等による喀痰吸引等の実施のための制度について

2012年4月より社会福祉士及び介護福祉士法の改正により介護福祉士及び一定の研修を受けた者の業
務として認められるようになった本制度ですが、10年を過ぎても実際に業務に携われる介護職員が増え
ていかない現状にあり、医療ケアを必要とする方の介護者不足は一層深刻な状況が改善されていません。
(全国 計 1号:14,436人 2号:87,116人 3号:161,528人 令和4年4月現在)
今一度制度の改善をご検討いただきたく、以下に懸案課題を列記させていただきます。
1. 不特定の者対象(1号・2号)の研修について
不特定の者を対象とした1号2号研修ですが介護福祉士の受検に必須となった事もあり、多くの方が実
務者研修等で受講されているにもかかわらず、50時間の講習のみで実地研修が行えず「仮免許」の状
態になっています。この実地研修がボトルネックとなっているためにせっかく受講したにもかかわらず
実務に結びついていません。更には3号研修の場合、「仮免許」の方は50時間もの講習を受けてきたに
もかかわらず改めて8時間の3号研修の基本研修を受けなおさなければならないという矛盾もあり、せ
めて1号・2号研修基本を受けた方は3号を受講する場合の特例(受講科目免除)などがあると少しは
救われるかもしれません。
いずれにせよ、喀痰吸引等は「介護福祉士の業務」と謳いながら、実践できる介護福祉士が殆どいな
い現実は改善すべき事項かと思われます。

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