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2008年12月24日(水)
2009年度予算案を踏まえ、あらためて社会保障費削減撤回を求める 日医
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日本医師会は12月24日の定例記者会見で、2009年度予算案を踏まえた見解を明らかにした。
日医は、重要課題推進枠から社会保障等に775億円が充当されることについては感謝と評価することを表明している(p2参照)。「社会保障費の削減が限界に来ていることは明らかであり、予算編成上の歪みも生じている」、とした上で、地域医療の再生に向けて、社会保障費削減撤回の「英断」をあらためて求めている(p3参照)。
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2008年12月12日(金)
医療のITに関する実感調査の概要が明らかに 医療評価委員会
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- 医療評価委員会(平成20年度 第5回 12/12)《内閣府》
- 発信元:内閣府 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療提供体制
実感調査は、(1)医療政策や医療の質の向上に資する情報基盤整備(2)地域医療連携を通じた医療供給体制の確保(3)地方単独医療費助成事業にかかる請求実態―の3テーマを調査することになっており、平成21年1月13日から27日にアンケートを実施すると報告している。また、調査・分・・・
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2008年11月28日(金)
診療報酬オンライン請求義務化で60歳以上の開業医の約3割が廃院 保団連
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- オンライン請求義務化で60歳以上開業医の約3割が「辞める」(11/28)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 診療報酬
その結果、60歳以上の開業医2699人中747人(27.2%)が、オンライン請求が義務化されたら開業医を「辞める」と回答している・・・
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2008年11月05日(水)
地域医療提供体制と公立病院改革、国際比較からわが国の医療改革を探求 FRI
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- 地域医療提供体制改革(IHN化)の国際比較(11/5)《富士通総研》
- 発信元:富士通総研(FRI)経済研究所 カテゴリ: 医療制度改革
資料では、英国、カナダ、オーストラ・・・
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2008年11月04日(火)
平成21年度の医学部入学定員増員計画により、増員後定員は8486名に 文科省
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文部科学省は11月4日に、平成21年度の医学部入学定員の増員計画を公表した。緊急医師確保対策にもとづく増員と、今回の特例措置にもとづく増員を合わせた増員計画では、国立4528名、公立787名、私立3171名となり、増員後の入学定員は合計で8486名になるることが明らかになった(p2参照)。
資料では、各大学の地域医療貢献策や取組についてまとめている。(p3~p10参照)
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2008年10月29日(水)
高度医療評価制度、導入後間もないため、当面の推移を見守る意向 日医
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日本医師会は10月29日に、政府が10月24日に明らかにした、第3次答申に向けた規制改革会議の重点分野と課題について、見解を示した。
第3次答申に向けた重点分野と課題のうち、レセプトオンライン請求の完全義務化については、日医が行ったアンケートで、「回答医療機関の8.6%が、レセプトオンライン化に対応できないため、廃院を考えている」といった結果を示し、完全義務化は地域医療の崩壊につながる重大な問題だとした。そ・・・
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2008年10月22日(水)
レセプトオンライン請求の完全義務化は、地域医療崩壊に拍車 日医ら3団体
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日本医師会、日本歯科医師会、日本薬剤師会は10月22日に、レセプトオンライン請求の完全義務化撤廃を求める、共同声明を発表した。
3団体は、地域医療が危機的状況になあるなか、国は効率化の名のもと、一方的に医療費の削減を押し付ける目的で、レセプトオンライン請求の完全義務化を強引に推進しようとしている、と指摘している。また、レセプトオンライン請求の完全義務化が進めば、地域医療崩壊に拍車をかけることは明らか・・・
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2008年10月16日(木)
遠隔医療の推進方策、4つの提言について意見募集開始 総務省
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総務省と厚生労働省は10月16日に、7月31日にまとめた「遠隔医療の推進方策に関する懇談会」の中間取りまとめについて、意見募集を開始した。
中間取りまとめでは、遠隔医療について、地域医療の充実に役立つ遠隔医療技術の活用方法とその推進方策等がまとめられている。そのうち、意見募集を行っているのは、(1)遠隔医療のニーズ・有効性・適用範囲(2)遠隔医療の位置付け(3)診療報酬の適切な活用(4)補助金、地方交付税・・・
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2008年10月09日(木)
日医が主導で認定制度創設を 専門医・家庭医あり方研究班ヒアリング
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国立がんセンターが10月9日に開催した「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究班」で配付された資料。この日は、日本専門医制評価・認定機構と日本医師会から意見聴取が行われた。
資料としては、(1)医師後期臨床研修制度のあり方についての考え(日本専門医制評価・認定機構)(p9~p17参照)(2)地域医療、保健、福祉を担う幅広い能力を有する医師について(・・・
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2008年10月07日(火)
高齢者医療制度、長寿医療制度と国民健康保険を一体化 舛添厚労相私案
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厚生労働省が10月7日に開催した、高齢者医療制度に関する検討会で配布された資料。この日は、前回に引き続き、新しい高齢者医療制度について、制度の建て方や名称等について議論された。
資料には、舛添厚労相による、長寿医療制度と国民健康保険の一体化に関する私案のイメージが提示された(p29~p30参照)。私案は、制度を年齢にかかわらず一本化することで、(1)国保を都道府県単位とすることで、国保財政の安定化(2)・・・
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2008年10月02日(木)
電子点数表の見直し、ベンダーからヒアリングする場設置へ 医療評価委員会
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- 医療評価委員会(平成20年度 第3回 10/2)《内閣府》
- 発信元:内閣府 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療提供体制
電子点数表については、算定ロジックの明確化や患者請求を考・・・
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2008年10月01日(水)
三保連、自民・民主に「医療費拡大」公約せまる公開質問状提出
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- 三保連からの公開質問状(10/1付 通知)《内保連・外保連・看保連》
- 発信元:内科系学会社会保険連合 外科系学会社会保険委員会連合 看護系学会等社会保険連合 カテゴリ: 医療制度改革
公開質問状は、内科系学会社会保険連合・外科系学会社会保険委員会連合・看護系学会等社会保険連合の連名で、医療費政策を問うている。三保連は、医師や看護師不足に代表される現在の地域医療の崩壊は、我が国の著しい低医療費政策に少なからず由来しているとした上で、(1)社会保障費2200億円の削減を取・・・
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2008年09月23日(火)
長寿医療制度、5年後の見直しを前倒し、よりよい制度に改善 自公政権合意
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自由民主党は9月23日に、新総裁が選出されたことや公明党の代表が再選されたことを踏まえ、両党の連立政権合意を改めて明らかにした。
今後取り組むべき重点政策課題として、医療分野については、高齢者医療制度をあげており、「長寿医療制度は、高齢者の心情に配慮し、法律に規定してある5年後の見直しを前倒しして、よりよい制度に改善する」と明記している。また、同制度の被保険者の保険料負担軽減の継続や低所得者の保険・・・
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2008年09月22日(月)
地域医療を担う専門医・家庭医の育成にむけ、後期臨床研修制度を調査検討
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国立がんセンターは9月22日に、「医療における安心・希望確保のための専門医・家庭医(医師後期臨床研修制度)のあり方に関する研究班」の初会合を開催した。
この研究は、厚生労働科学研究費補助金(厚生労働科学特別研究事業)によるもの。
研究班は、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会で、我が国の土壌にあった医師の後期研修のあり方について検討すべきとされたことを受け、地域医療を担う家庭医・・・・
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2008年09月22日(月)
医療確保ビジョン具体化検討会、医師養成数増加すべき 中間とりまとめ
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厚生労働省は9月22日に、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会の中間取りまとめを公表した。同検討会では、国民が地域で安心して医療を受けられるよう、医療を守り質を高めるために必要な具体的な方策について、国民・患者や現場の視点に立って7回にわたり議論をしてきた(p1参照)。
中間とりまとめでは、(1)医師養成数(2)医師の偏在と教育(3)コメディカル等の専門性の発揮とチーム医療(4)地域・・・
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2008年09月17日(水)
新経済成長戦略の改訂、地域を支える医療・介護・福祉サービスの確立を示す
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政府が9月17日に開催した経済財政諮問会議で配布された資料。この日は、新経済成長戦略の改訂資料が提示された。その中で、サービス産業の活性化に向けた新たな展開として、地域の安全・安心を支える医療・介護・福祉サービスの確立として、「地域医療の機能分化・ネットワーク化等の支援」「遠隔医療の推進や新たな医療・健康サービスの創出」などがあげられている(p43参照)。
また資料には、8月29日に開催された「安心・・・
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2008年09月10日(水)
日医、社会保障国民会議のシミュレーションの前提は、無謀な仮定と批判
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日本医師会は9月10日の定例記者会見で、政府が前日に開催した、社会保障国民会議のサービス保障(医療・介護・福祉)分科会で示した、「医療・介護費用のシミュレーションの前提」について、見解を示した。
日医はこれまでも、「急性期病院偏重の資源配分は問題である」と指摘しており、今回提示されたシミュレーションの前提は、「病院に資源を集中投入する方向である」と言及している。その上で、前提は「大胆な仮定」にもと・・・
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2008年09月03日(水)
レセプトオンライン化の推進、医療現場の体制整備に支援が必要 日医見解
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日本医師会は9月3日の定例記者会見で、厚生労働省の「平成21年度予算概算要求」について見解を示した。
日医は、厚生労働省が公表した「平成21年度予算概算要求」について、「社会保障費の自然増に対する年2200億円の国庫負担の削減が維持されていることはきわめて遺憾」と指摘している。
また、「救急、産科、小児科医療及びこれらを担う勤務医対策が重視されていることは評価する」との見解をみせたものの、「本来は、診・・・
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2008年08月28日(木)
文科省概算要求、医師養成数と養成機能強化に263億円
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文部科学省の高等教育局は8月28日に、平成21年度概算要求の主要事項の概要を公表した。医学教育を通じた医師不足対策として、「5つの安心プラン(医療対策)」への対応について、約263億円が要求されている(p7参照)。
具体的には、(1)医師養成数の増加に伴う教育環境整備への支援(2)地域医療に貢献する医療人の養成と大学への支援(3)大学病院の医師等の養成機能を強化するための方策の充実―があげられている・・・
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2008年08月27日(水)
医療確保ビジョン、中間とりまとめ案で医師不足問題への対応を明記
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厚生労働省が8月27日に開催した、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会で配布された資料。この日は、中間とりまとめ案が提示された(p101~p104参照)。
中間とりまとめ案によると、医師養成数については、産科や救急をはじめ厳しい状況にある診療科の勤務医の待遇を改善するとともに、さらに医療の質を高めるため増加させるべきとしている(p101参照)。
医師不足問題については、診療科と地域とい・・・
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2008年08月23日(土)
介護療養病床廃止計画の中止と診療報酬の大幅引き上げ要求を決議 保団連
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- 介護療養病床廃止計画の中止と診療報酬の大幅引き上げを求める決議(8/23)《保団連》
- 発信元:全国保険医団体連合会 カテゴリ: 医療提供体制
保団連は、一昨年、国会で成立した医療「改革」法における、2012年3月末の「介護療養病床の廃止および医療療養病床の大幅削減」について、現状のまま進めると「『医療難民』、『介護難民』が各地であふれることになるのは明らかであり、地域医療に取り返しのつ・・・
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2008年08月23日(土)
医師数、医師の偏在等のテーマごとに論点整理 ビジョン具体化検討会
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厚生労働省が8月23日に開催した、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会で配布された資料。この日は前回に引き続き、これまでの主な意見をテーマ別にまとめた資料が提示された。とりあげられているテーマは(1)医師数(2)医師養成の在り方(3)医師の偏在(4)地域医療(5)コメディカル―の5テーマである(p8~p27参照)。
今回はその他、事務局提出資料として医療需要と医療供給に関する機会的試算等・・・
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2008年08月22日(金)
過疎地の公立病院には財政支援が必要不可欠 厚労省検討会
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総務省は8月22日に「公立病院に関する財政措置のあり方等検討会」を開催し、公立病院関係者から、ヒアリングと意見交換を行った。
公立病院関係者からは、(1)過疎地における医療確保等(p2~p27参照)(2)救急医療、周産期医療等(p28~p49参照)―についてそれぞれの見解をまとめた資料が提示されている。
北海道の公立病院関係者は、地域医療の確保に向け、(1)不採算地区病院への財政支援の拡充と基準緩和(2)救・・・
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2008年08月21日(木)
医療確保ビジョン、具体化に向けテーマごとに論点整理 厚労省検討会
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厚生労働省が8月21日に開催した、「安心と希望の医療確保ビジョン」具体化に関する検討会で配付された資料。この日は、これまでの主な意見をテーマ別にまとめた資料が提示された(p21~p35参照)。
医師の養成数増については、ただ数を増やすだけでなく、その手法やその後の対応について検討すべきとする意見が相次いでいる<page.21/23>。医師養成のあり方については、専門医と家庭医・総合医制度について議論されてい・・・
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2008年08月19日(火)
「戦略的大学連携支援事業」により地域医療の担い手を養成 文科省
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文部科学省は8月19日に、平成20年度の「戦略的大学連携支援事業」の選定状況を公表した。この事業は、教育研究水準のさらなる高度化、個性・特色の明確化、大学運営基盤の強化等を図ることを目的に平成20年度から新規に開始された(p1参照)。
資料では、6月10~11日に各大学等から94件の申請を受け付け、「戦略的大学連携支援事業選定委員会」において審査が行われ、うち54件について連携取組が選定されたとしている・・・
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