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2010年10月27日(水)
[診療報酬] ドラッグ・ラグ解消へ、抗がん剤から優先アプローチ 中医協
- 厚生労働省が10月27日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、ドラッグ・ラグ等の解消に向けて、抗がん剤を中心とした保険外併用療養の柔軟的取扱いについて議論していく方向を確認したほか、新医薬品の処方日数制限を個別判断する際の基本的考え方などを議論した。また、日本病院団体協議会から「複数科受診により初再診料を算定できない患者は外来患者の11.8%であり、複数科受診でも初再診料算定を認める場合に必・・・
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2010年10月26日(火)
[DPC] 機能評価係数II、22年4~10月データ基に23年4月1日改定
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厚生労働省が10月26日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、機能評価係数IIの23年度改定などの運用や、DPC制度の基本的な考え方に関する論点について議論を行った。
平成22年度の診療報酬改定において、6項目の機能評価係数II(データ提出、効率性、複雑性、カバー率、救急医療、地域医療)が導入された。これら係数の値は一年ごとに見直す(改定)こととされている。この日は、係数・・・
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2010年10月26日(火)
[高齢者医療] 24年度から、現役世代減少分の保険料増按分方式の見直しも
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厚生労働省が10月25日に開催した、高齢者医療制度改革会議で配付された資料。この日は、厚労省当局から課題への対応案や、財政試算などが示された。
8月の中間とりまとめでは、「被用者保険加入者は被用者保険に、国保加入者は国保に加入する」という制度の大枠が示されたが、(1)高齢者の保険料負担率(2)公費負担(3)支援金における被用者保険間の按分方法(4)保険者間の財政調整(5)患者負担割合―などについては「引き・・・
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2010年10月22日(金)
[後期高齢者] 平成22年7月現在の後期高齢者医療制度加入者は1398万人
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厚生労働省は10月22日に、平成22年7月現在の後期高齢者医療事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について加入者数を5歳刻みで集計し毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成22年7月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1398万3170人(対前年同月比3.1%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は44万3482人となっている。100歳以上の被保険者数は4万2960人であった。また被扶養者であった被保・・・
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2010年10月18日(月)
[診療報酬] ゴナールエフ皮下注ペンの使用目的に排卵誘発を追加 厚労省
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厚生労働省は10月18日に、ゴナールエフ皮下注ペンに係る留意事項の一部改正に関する通知を発出した。
これは、平成22年9月24日付で薬価基準に収載された、ゴナールエフ皮下注ペンの使用上の留意事項の一部を改正するもの。従前は「精子形成の誘導」のみが目的とされたが、「排卵誘発」が追加されている(p1参照)。
資料には、新旧対照表が付されている(p2参照)。
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2010年10月15日(金)
[診療報酬] 慢性期入院医療も、22年度改定の影響調査実施へ 中医協総会
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厚生労働省が10月15日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は、前回に引き続き、初・再診料などの基本診療料について検討を重ねたほか、療養病床再編・慢性期入院医療に係る調査・検証の進め方、医療保険における革新的な医療技術の取扱いなどについて議論を行った。
慢性期入院医療に係る調査検証については、下部組織である「慢性期入院医療の包括評価調査分科会」で行うことになるが、調査・検証方針が大枠で了・・・
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2010年10月13日(水)
[医療保険] 医療保険財政の現状や療養病床にかかる調査、改めて報告
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厚生労働省が10月13日に開催した、社会保障審議会の医療保険部会で配付された資料。この日は、医療保険財政の現状や療養病床にかかる調査報告が行われた。
医療保険財政については、平成19年度から22年度における(1)国民健康保険(2)協会けんぽ(3)組合健保(4)後期高齢者医療―の状況を整理している(p5~p13参照)。また、協会けんぽについては、収支イメージ(医療分)や標準報酬月額と保険給付費の推移、単年度収支・・・
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2010年10月08日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比195億円増の3547億円
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厚生労働省は10月8日に、平成22年6月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年6月の協会けんぽ加入者数は3493万人で、前月よりも1万人増加。一方、平均標準報酬月額は前月より540円減少し、27万4207円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より253億円増加して4613億円。内訳は入院1288億円、入院外1895億円、歯科537億円、調剤752億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年10月05日(火)
[診療報酬] レセプトデータ利用の公益性検討する有識者会議設置 厚労省
- 厚生労働省が10月5日に開催した、レセプト情報等の提供に関する有識者会議の初会合で配付された資料。厚労省が構築するレセプト情報・特定健診情報等データベースのデータは、医療費適正化計画の作成等に役立てるための調査分析に使用されている。しかし、これ以外の用途で、データの利用申請があった場合に、利用の公益性等について検討する必要がある。同会議は、厚生労働大臣がデータ提供の可否を決定するにあたり、助言する・・・
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2010年10月04日(月)
[医療費] 平成22年5月の医療費、対前年度比4.0%増
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厚生労働省はこのほど、最近の医療費の動向(概算医療費)の平成22年4月~5月号を発表した。
平成22年5月の医療費は、前年同月に比べて4.0%増加。これを制度別に見てみると、被用者保険全体では3.8%増(本人2.4%増、家族5.4%増)、国保では1.9%増、公費負担分は8.5%増となっている(p3参照)。
種類別に見ると、診療費は4.4%増(入院7.5%増、入院外1.9%増、歯科1.5%増)、調剤2.0%増、入院時食事1.4%増、訪・・・
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2010年10月04日(月)
[診療報酬] イナビル吸入粉末剤20mgを薬価収載 厚労省
- 厚生労働省は10月4日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正に関する事務連絡を行った。薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったイナビル吸入粉末剤20mg1点が薬価基準の別表に収載された。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8834品目、注射薬4109品目、外用薬2789品目、歯科用薬剤36品目の計1万5768品目となった(p1参照)。
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2010年10月04日(月)
[先進医療] インスリン依存糖尿病治療で心停止ドナー膵島移植が高度医療に
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厚生労働省が10月4日に開催した、先進医療専門家会議で配付された資料。この日は、第3項先進医療(高度医療)に係る新規技術の科学的評価等について報告が行われた。
今回、高度医療として承認されたのは、(1)インスリン依存状態糖尿病の治療としての心停止ドナー膵島移植(p3~p27参照)(2)転移・再発を有する腎細胞癌に対するピロリン酸モノエステル誘導γδ型T細胞と含窒素ビスホスホン酸を用いた癌標的免疫療法・・・
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2010年10月01日(金)
[健康保険] 協会けんぽの医療給付費、前月比87億円減の3352億円
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厚生労働省は10月1日に、平成22年5月分の協会管掌健康保険事業月報(速報値)を公表した。平成22年5月の協会けんぽ加入者数は3492万人で、前月よりも2万人減少。一方、平均標準報酬月額は前月より587円減少し、27万4747円となっている(p1参照)。
医療費は、前月より123億円減少して4360億円。内訳は入院1239億円、入院外1786億円、歯科479億円、調剤721億円、訪問看護5億円などとなっている。これを給付費ベースで見ると・・・
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2010年09月30日(木)
[診療報酬] 10月1日以降、調剤レセには「医療機関コード」等の記載が必要
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厚生労働省は9月30日に、処方せんの記載上の注意事項に関する事務連絡を発出した。
処方せん・調剤レセプトの記載にあたっては、「診療報酬請求書等の記載要領等について」(3月26日付の医療課長通知)において、「医療機関コード」等を記載することとされたが、平成22年9月30日までは省略することができた。しかし、平成22年10月1日以降に処方せんを発行する際には、「医療機関コード」等について記載が必要となるため、記載・・・
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2010年09月30日(木)
[審査支払] 23年5月審査から、国保連で縦覧・横覧・突合審査を開始
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厚生労働省が9月30日に開催した、審査支払機関の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、審査の効率化や手数料について議論を行ったほか、ゲストスピーカーとして東京大学政策ビジョン研究センターの秋山昌範教授が意見陳述(p20~p41参照)を行った。
審査の効率化に関する論点としては、(1)レセプト電子化に対応した審査の効率化にどう取組むか(p14~p15参照)(2)レセ電算システムへの民間の新規参入を促・・・
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2010年09月29日(水)
[診療報酬] 医療機関経営、キャッシュフロー計算書も考慮を 中医協総会
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厚生労働省が9月29日に開催した、中医協総会で配付された資料。この日は主に、平成24年度改定に向けて、初・再診料等の基本診療料の議論を行った。このテーマについては、「コスト調査・分析を行うべき」とする診療側と、「ナンセンスだ」と反対する支払側とで、論点とすべき事項が大きく異なっていた。そこで、診療側はこの日、改めて基本診療料・技術料のコスト分析についての考え方を提示している。
初・再診料等の基本診・・・
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2010年09月27日(月)
[高齢者医療] 25年度から、75歳以上対象に国保を都道府県単位化 厚労省
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厚生労働省が9月27日に開催した、高齢者医療制度改革会議で配付された資料。この日は、国保の運営や保険料などについて議論を行った。
同会議は、8月に高齢者医療制度改革に関する中間とりまとめを行っている。そこでは、基本的枠組みとして、(1)サラリーマンである高齢者や被扶養者は被用者保険に加入(2)国保組合の組合員と世帯員は国保組合に加入(3)それ以外は市町村国保に加入―という考え方を提示。そのうえで、国保・・・
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2010年09月24日(金)
[診療報酬] オキノーム散2.5mgなど25品目を薬価収載、7品目を除外
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厚生労働省は9月24日に、使用薬剤の薬価等の一部改正に関する通知を発出した。薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったオキノーム散2.5mgなど医薬品25品目が薬価基準の別表に収載された。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の品目数は、内用薬8834品目、注射薬4109品目、外用薬2788品目、歯科用薬剤36品目の計1万5767品目となった(p1参照)。
次に、薬価基準の一部改正に伴い、エ・・・
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2010年09月24日(金)
[DPC] 医師あたり患者数等、EFファイルから把握できるか検討 DPC分科会
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厚生労働省が9月24日に開催した、診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会で配付された資料。この日は、平成22年度特別調査と今後の進め方の2点について議論を行った。特別調査票について委員からさまざまな指摘がなされたが、西岡分科会長(横浜市立みなと赤十字病院名誉院長)預かりとなっている。また、厚労省より今後の検討スケジュール等が示されており、そこでは年末にかけて基本的事項を議論する予定となっている。
平成2・・・
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2010年09月17日(金)
[診療報酬] アムロジピン錠2.5mgほか20品目を薬価収載、5品目を除外
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厚生労働省は9月17日に、使用薬剤の薬価等の一部改正に関する通知を発出した。本通知では、薬価基準の別表に新薬を追加するとともに、在宅医療に関する診療報酬点数の改正なども行われている。
まず、薬事法に基づき製造販売承認され、薬価基準への収載希望があったアムロジピン錠2.5mgなど医薬品20品目が薬価基準の別表に収載された(p1参照)(p10~p11参照)。これにより、薬価基準の別表に収載されている全医薬品の・・・
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2010年09月16日(木)
[後期高齢者] 平成22年6月現在の後期高齢者医療制度加入者は1395万人
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厚生労働省は9月16日に、平成22年6月現在の後期高齢者医療事業月報を公表した。これは、後期高齢者医療制度の運営状況について加入者数を5歳刻みで集計し毎月報告しているもの。
事業月報によると、平成22年6月の後期高齢者医療制度の加入者数は、全国で1395万8492人(対前年同月比3.2%増)。65歳以上75歳未満の障害認定者数は44万5432人となっている。100歳以上の被保険者数は4万2929人であった。また被扶養者であった被保険・・・
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2010年09月16日(木)
[審査支払] 支部間差異等で、支払基金や国保連の審査委員長が意見交換
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厚生労働省が9月16日に開催した、審査支払機関の在り方に関する検討会で配付された資料。この日は、社会保険診療報酬支払基金や国民健康保険団体連合会のレセプト審査委員長、大学歯学部教授等がゲストスピーカーとして参加し、審査支払機関のあり方や支部間差異などについて意見交換を行った。
支払基金の福岡支部審査委員長である井上氏は、審査格差(差異)について、大支部と小支部で査定率に最大4倍の差があることを紹介・・・
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2010年09月13日(月)
[国保] 失業等で窓口一部負担支払が困難な場合、3ヵ月程度の減免措置を
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厚生労働省は9月13日に、「一部負担金の徴収猶予及び減免並びに療養取扱機関の一部負担金の取扱い」についての一部改正に関する通知を発出した。
国民健康保険法第44条では、特別の理由により一部負担金(窓口負担)を支払うことが困難な場合には、保険者(市町村)が一部負担の減免を行うことができる旨が規定されている。詳細については、昭和34年の厚生省保険局長通知で定められており、「災害や失業等により生活が困難とな・・・
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2010年09月10日(金)
[診療報酬] 終夜睡眠ポリグラフィーの算定要件を一部変更 厚労省
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厚生労働省がさきごろ発出した、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正に関する通知。
本通知では、(1)診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項(保医発0305第1号、いわゆる解釈通知)(2)特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項(保医発0305第5号)(3)特定保険医療材料の定義(保医発0305第8号)―の3本の通知を改正するもの。
(1)では、D237『終夜睡眠・・・
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2010年09月10日(金)
[材料価格] 白血球吸着用材料などの機能区分コードを変更 厚労省
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- 「特定保険医療材料及び医療機器保険適用希望書(希望区分B)に記載する機能区分コードについて」の一部改正について(9/10付 事務連絡)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
本事務連絡は、平成22年3月5日付の保険医療材料等の機能区分に関する事務連絡の内容を変更するもの。別表II(検査、画像診断、注射、処置、手術、麻酔の項で規定する材料の機能区分コード)において、(1)049白血球吸着用材料(2)079骨セメント(3)086脊髄刺激装・・・
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