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参考資料2 薬害に関する授業実践事例集 (42 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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4. 萬校生を対象にした公民科以外の教科等での実践例
(3) 被害を受けた方からの講演による授業を実施

いずれも、増山ゆかり氏((公財)いしずえ サリドマイド福祉センタ ー )に
よる講演を実施 (講演概要は、 2. (1)枚方市立杉中学校を参照。)

①大阪府立

牧野萬校

対象学年

高等学校第 1 学年

教科等

人権講演会
サリドマイド薬害の被害により両腕を欠損した状態で生まれて

学習の目的

こられた増山ゆかりさんから、 薬害被害者および障害者の人権
に関するお話を聞く。

②学校法人志学会学院

志学会萬等学校

対象学年

高等学校第 1 、 2 、 3 学年

教科等

特別活動
薬害事件の被害者の方による講演を聞き、話合い活動を通じて、

学習の目的

社会にはリスクが存在すること、 そのリスクは自分とは無関係
ではないことを理解し、 実生活に生かそうとする。

③東海大学付属仰星萬等学校
対象学年
教科等
学習の目的

高等学校第 1 学年
「いのち」に関する複数の講座の中の 一講座として実施。 選択
した生徒が受講。
薬害被害者による講演を通して、 いのちについて考え、自他を
大切に出来る人格形成に寄与する。

授業を受けた生徒の感想(一 部)
ー薬は自分たちがよかれと思って使っているので、 怖いことだなと思った。
ー授業を受けるまでサリドマイドの問題について知らなかったが、被害を受け
た方だけでなく、その母親まで責任を感じてしまっているというお話を聞い
て胸が苦しくなった。また、被害者の方が二次障害に苦しめられ、これまで
の仕事や経験を失ってしまったことは理不尽であると感じた。今はサリドマ
イドの危険性が認知されているが、 同じようなことが起きてもおかしくない
と思う。この薬害教育で学習したことを今後の生活にも活かしていきたい。
ー今日初めて薬害の被害者の方を見て実際に話を聞いて、全く身近にいない存
在の人のことを知れました。世の中にはそのような人がいることを理解して
これから生活していきます。
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