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参考資料2 薬害に関する授業実践事例集 (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197733_00006.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 薬害を学び再発を防止するための教育に関する検討会(第22回 3/13)《厚生労働省》
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3. 高校生の公民科現代社会での実践例
(1 ) 大阪府立 牧野高等学校
対象学年 高等学校第 1 学年
教科等 公民科現代社会 (人権と関連させて指導を実施))
人権について学ぶ授業の一環 (10 回目) として実施。 薬害はな
学習の目的 | ぜ起こったのか、薬害を起こさない社会にするにはどうしたら
よいか考え、薬吉が人権の問題であやることを理解する。
授業の流れ
〇楽によって障害を負ってしまうことがあるという導入の話の後、薬害の原因|
を漢字一字で表すと何か、先生から質問。(「 人」、「薬」との回答あり)

〇楽には、眠くなる等、必ず副作用があるということを説明。視聴覚教材 (泉
害の歴史に関する部分) を視聴し、 改めて薬害の原因は何か、 先生から質問。
(|人」との回答)
副作用とは異なり、楽害の原因は、「薬」ではなく「人」 (具体的には、製
薬会社、国、医療機関・薬局) にあると考えられる電説明。

〇薬害を起こさない社会にするにはどうしたらよいか、 生徒が、A製薬会社、
B 国、C医療機関・薬局、D消費者それぞれの立場で考えるグループに分か
れて議論し、各グループの代表者が意見を発表。
(生徒の意見 (概要) は以下のとおり)
A製薬会社 : 楽について色々な実験をする。
B国 : 製薬会社とは別に、独自に薬を検査する機関をつくる。
C医療機関・薬局 : 最新の知識を身につける。
D消費者 : まずはそもそも病気にならないこと。楽・病気についての知識
を身につける。楽の説明をよく読み、医師や薬剤師の話を聴く。

〇まとめとして以下のとおり説明。
産・官・学が国民の命を最優先に考えて仕事をするとともに、互いをチ
エックすることが重要。
国民が産・官・学を監視するとともに、病気や薬について学び、正しい
選択をすることも重要。上自己決定権とも関連する。
人の幸せを奪うのは人、人の人権を守ることができるのも人である。
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