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05資料2-2 2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(案)<参考資料> (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

資料1

オミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)の追加接種の有効性(免疫原性)
従来型mRNAワクチンの3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチンを接種した者における、接種後約1か月の、新
型コロナウイルス祖先株及びオミクロン株に対する中和抗体価は、従来型mRNAワクチン4回接種者の接種後と比較
し、いずれも有意差がなかった。
Wang et al1(プレプリント)
研究内容: 次の4つの集団から血清を採取した:①従来型mRNAワクチン※1を3回
接種した者(従来型3回接種群)、 ②従来型mRNAワクチンの3回又は4回接種
後にオミクロン株のBA.4又はBA.5にブレイクスルー感染した者(BA.4/BA.5ブレ
イクスルー感染群) 、③従来型mRNAワクチンを4回接種した者(従来型4回接
種群)、④従来型mRNAワクチン3回接種後にオミクロン株対応2価ワクチン
(BA.4-5対応型)※1を追加接種した者(オミクロン株対応2価ワクチン接種群)。
疑似ウイルス中和アッセイを用いて、新型コロナウイルス祖先株(D614G)及び
オミクロン株亜系統(BA.1、BA.2、BA.4-5、BA.4.6、BA.2.75、BA.2.75.2)、
関連するその他のサルベコウイルス(SARS-CoV、GD-Pangolin、GX-Pangolin、
WIV1)に対する中和抗体価を測定した。

各群における新型コロナウイルス変異株及び
その他のサルベコウイルスに対する中和抗体価

結果:従来型3回接種群14名、BA.4/BA.5ブレイクスルー感染群20名、従来型4
回接種群19名、オミクロン株対応2価ワクチン接種群21名が解析された。各群に
おける接種又は感染から血清採取までの平均期間は、それぞれ39.2日、31.8日、
24.0日、26.4日であった。従来型4回接種群とオミクロン株対応2価ワクチン接
種群における、新型コロナウイルス祖先株及びオミクロン株亜系統に対する50%
阻害希釈倍率(ID50)の幾何平均値は以下の通りであり、いずれも2群間で有意差
がなかった。
従来型
オミクロン株対応
祖先株
オミクロン株

D614G
BA.1
BA.2
BA.4-5
BA.4.6
BA.2.75
BA.2.75.2

4回接種群

2価ワクチン接種群

12054
2340
2956
1366
1003
1628
274

8488
2133
2534
1649
1142
1385
345

※1 ファイザー社又はモデルナ社
1. Wang Q, Bowen A, Valdez R, et al. Antibody responses to Omicron BA.4/BA.5 bivalent mRNA vaccine booster shot. bioRxiv 2022.10.22.513349

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