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05資料2-2 2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(案)<参考資料> (25 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

オミクロン株対応2価ワクチン
(BA.4-5対応型)の有効性(救急外来受診を減らす効果、入院予防効果)

資料1

オミクロン株対応2価ワクチン接種後約1か月における救急外来受診を減らす効果及び入院予防効果は、新型コロナ
ワクチン非接種者と比較して、それぞれ56%、57%であったと報告されている。
Tenforde et al1(MMWR, 2022)
研究内容:米国9州の7つの医療機関において2022年9月13日から11月18日の期間に
救急外来を受診した※1又は入院した18歳以上の者が対象。検査陽性例を症例、検査陰性
例を対照に設定し、新型コロナウイルス感染症による救急外来受診及び入院に対するオ
ミクロン株対応2価ワクチン(BA.4-5対応型)※2の追加接種の予防効果を分析したテス
トネガティブデザインの症例対照研究。
結果:救急外来を受診した78,303例(新型コロナワクチン非接種者:24,142例、従来型
ワクチン※2のみを2回以上接種した者:50,256例、オミクロン株対応2価ワクチン接種
者:3,905例)が解析された。オミクロン株対応2価ワクチン接種者における接種から救
急外来受診までの期間の中央値は25日であった。オミクロン株ワクチンの追加接種によ
る救急外来受診を減らす効果は、以下の通りであった。
 新型コロナワクチン非接種者と比較した絶対予防効果:56% [95%CI: 49ー62]
 従来型ワクチンのみを2回以上接種した者と比較した相対予防効果:
‒ 従来型ワクチン接種後2-4か月と比較して31% [19ー41]
‒ 従来型ワクチン接種後11か月以上と比較して50% [43ー57]
入院した15,527例(新型コロナワクチン非接種者:4,092例、従来型ワクチンのみを2
回以上接種した者:10,652例、オミクロン株対応2価ワクチン接種者:783例)が解析
された。オミクロン株対応2価ワクチン接種者における接種から入院までの期間の中央値
は23日であった。オミクロン株ワクチンの追加接種による入院予防効果は、以下の通りで
あった。
 新型コロナワクチン非接種者と比較した絶対予防効果:57% [41ー69]
 従来型ワクチンのみを2回以上接種した者と比較した相対予防効果:
‒ 従来型ワクチン接種後5-7か月と比較して38% [13ー56]
‒ 従来型ワクチン接種後11か月以上と比較して45% [25ー60]

オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種による
救急外来受診を減らす効果及び入院予防効果

※1 救急センター (Emergency Department ;ED)、救急診療所(Urgent Care; UC)を含む。
※2 ファイザー社又はモデルナ社ワクチン。
1.

Tenforde MW, Weber ZA, Natarajan K, et al. Early Estimates of Bivalent mRNA Vaccine Effectiveness in Preventing COVID-19-Associated Emergency Department or Urgent Care Encounters and Hospitalizations
Among Immunocompetent Adults - VISION Network, Nine States, September-November 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022 Dec 30;71(5152):1616-1624.

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