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05資料2-2 2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(案)<参考資料> (27 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

オミクロン株対応2価ワクチン
(BA.4-5対応型)の有効性(入院予防効果、死亡予防効果)

資料1

オミクロン株対応2価ワクチンを追加接種した者における入院、死亡のハザード比は、従来型ワクチンのみを2回以
上接種した者と比較し、それぞれ0.19、0.14(予防効果に換算すると81%、86%)であったと報告されている。

Arbel et al1(プレプリント)

オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種
による入院予防効果

研究内容: イスラエルのClalit Health Services※1の会員で、オミクロン株
対応2価ワクチンの追加接種対象者※2である、65歳以上の者が対象。
2022年9月24日※3から12月12日までの期間において、オミクロン株対応
2価ワクチン接種者と従来型ワクチンのみを2回以上接種した者における
入院、死亡を比較することで、オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種
による入院予防効果、死亡予防効果を分析した後ろ向きコホート研究。
結果:計622,701名(オミクロン株対応2価ワクチン接種者:85,314名、
従来型ワクチンのみを2回以上接種した者:537,387名)が解析された。
オミクロン株対応2価ワクチン接種者における入院、死亡の調整ハザード
比※4は、従来型ワクチンのみを2回以上接種した者と比較し、以下の通り
であった。



入院の調整ハザード比:0.19 [95%CI: 0.08ー0.42]



死亡の調整ハザード比:0.14 [0.02ー1.03]

オミクロン株対応2価ワクチンの追加接種
による死亡予防効果

※1 イスラエルにおける4つのヘルスケア組織のひとつ。保険者機能と医療提供機能を兼ねており、65歳以上の約2/3が加入している。
※2 イスラエル保健省のガイドラインに基づき、過去3か月以内に新型コロナワクチンを接種又は新型コロナウイルスに感染した者、及び初回シリーズ接種を完了していない者は除外された。
※3 Clalit Health Servicesにおけるオミクロン株対応2価ワクチンの接種は2022年9月24日より開始された。
※4 社会人口統計学的因子及び併存疾患で調整された。
1. Arbel, Ronen and Peretz, Alon and Sergienko, Ruslan and Friger, Michael and Beckenstein, Tanya and Yaron, Shlomit and Hammerman, Ariel and Bilenko, Natalya and Netzer,
Doron, Effectiveness of the Bivalent mRNA Vaccine in Preventing Severe COVID-19 Outcomes: An Observational Cohort Study. Available at SSRN: https://ssrn.com/abstract=4314067
or http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.4314067

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