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05資料2-2 2023 年度以降の新型コロナワクチンの接種の方針について(案)<参考資料> (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000192554_00027.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会(第52回 2/8)《厚生労働省》
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第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会
2023(令和5)年1月26日

資料1

新型コロナワクチンの3回目接種の有効性(入院予防効果)
mRNAワクチンの3回接種者における入院のオッズ比は、2回接種者と比較して0.41(ワクチンの効果、VEに換算す
ると59% ※ )であり、期間別では、3回目接種後50日未満で0.24(76% ※ )、50ー100日で0.24 (76% ※ ) 、101ー150
日で0.47 (53% ※ ) 、151日以上で0.72 (28% ※ )であったと報告されている。


1-(オッズ比)で計算

Ridgway et al1(Research Letter, JAMA, 2022)
研究内容:米国西部6州42病院で、mRNAワクチンを2回又は3回
接種し、2021年10月1日から2022年7月26日の間に入院した成人
が対象。電子カルテデータを用い、新型コロナウイルス感染症によ
り入院した者を症例群、新型コロナウイルス感染症以外の理由によ
り入院した者を対照群として、入院の地域・時期と2回目接種の時
期により1:4でマッチング※1し、3回目接種の入院予防効果を分
析した症例対照研究。

mRNAワクチンの2回接種者と比較した
3回接種者における入院オッズ比の推移

結果:15,310名(2回接種者:8,210名、3回接種者:7,100名)
が解析された。3回接種者における入院の調整オッズ比※2は、2回
接種者と比較し、以下の通りであった。




全期間:0.41 [95%CI: 0.37ー0.46]
3回目接種からの期間別:
‒ 50日未満:0.24 [0.18ー0.30]
‒ 50ー100日:0.24 [0.20ー0.29]
‒ 101ー150日:0.47 [0.38ー0.58]
‒ 151日以上:0.72 [0.61ー0.84]

※1 症例と同じ地域で症例から3日以内に入院し、2回目接種を症例から7日以内に受けている者を対照としてマッチングした。
※2 年齢、性別、人種、アルコール・薬物依存、がん、認知症、うっ血性心不全、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病、高血圧、免疫不全、肥満、リウマチ性疾患、喫煙状況、移植、地域における
新型コロナウイルス感染症症例のうちオミクロン株が50%以上を占める期間における入院、mRNAワクチンの種類、過去の新型コロナウイルス感染症の既往で調整した。
1. Ridgway JP, Tideman S, French T, Wright B, Parsons G, Diaz G, Robicsek A. Odds of Hospitalization for COVID-19 After 3 vs 2 Doses of mRNA COVID-19 Vaccine by Time Since Booster Dose. JAMA. 2022 Sep 23.

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