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資料2-2 中長期の経済財政運営(参考資料)(有識者議員提出資料) (7 ページ)

公開元URL https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2022/1222/agenda.html
出典情報 経済財政諮問会議(第16回 12/22)《内閣府》
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政府の役割の見直し
 米国では、新しい経済政策としてModern Supply Side Economicsが提起される(2022年1月イエレン財務長官のダボスでの
演説等)など、供給力を政策的に引き上げる重要性が注目されている。
 これも踏まえ、2022年4月の大統領経済報告において、政府の役割を整理。

図10 米国大統領経済報告(2022年4月)における主な指摘

~問題意識~
〇政府の役割の縮小は「政府の関与は民間企業の成長を阻害する」「公共投資が民間投資を
締め出す(クラウディング・アウト)」という経済哲学を背景に政策的に実施されたが、
経済成長は鈍化し、格差は拡大。民間にとって政府は、成長を阻害する要因ではなく、
成長に不可欠なパートナーであることが明らかとなった。
〇今後の経済政策において、政府による長期的な経済成長へのコミット、供給サイドを重視。
〇長期的な経済成長には、インフラや人的資本への投資が必要であり、政府が法制度・安全
保障といった基本的な機能を担うだけでなく、官と民の効果的なパートナーシップにより
市場とその潜在力を開拓・保護・発展させ、包摂的(inclusive)で豊かな社会を実現する
必要。
(主な政府の役割)
・マクロ経済の安定性確保
・市場の失敗への対応、公共財への投資
・格差の是正

(備考)米国大統領経済報告(2022年4月)により作成。