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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (32 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29727.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第42回 12/13)《厚生労働省》
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【2】今後の接種について(5)(参考)新型コロナワクチンの追加接種の持続期間(従来型)

(参考)新型コロナワクチンの追加接種の有効性
(感染予防効果、重症化予防効果)

mRNAワクチンの追加接種の感染予防効果は、2回目接種後5か月と比較し、追加接種後5か月以降で-2.8%ー14.6%
であり、同じく重症化予防効果は、追加接種後5-6か月で87.2%であったと報告されている。
Ng et al1(JAMA Network Open, 2022)
研究内容:2022年3月10日までにmRNAワクチン(ファイザー社また
はモデルナ社)または不活化ワクチン(シノバック社またはシノファー
mRNAワクチンまたは不活化ワクチンの2、3回接種後の
ム社)を少なくとも2回接種した30歳以上のシンガポール在住者が対象。
感染(上図)及び重症化(下図)の相対リスク
保健省のCOVID-19データベースから患者背景、ワクチン接種状況、
検査陽性通知日、重症度※1等の匿名データを抽出した。2021年12月27
日から2022年3月10日の期間において、2回接種者と3回接種者※2を
比較して、追加接種の感染・重症化予防効果を分析したコホート研究。
結果:2,441,581名が解析された。mRNAワクチンの初回シリーズと追
加接種のワクチンの各組合せ(ファイザー/ファイザー、モデルナ/モデ
ルナ、ファイザー/モデルナ、モデルナ/ファイザー)における追加接種
の感染予防効果は、2回目接種後5か月と比較し、以下のように分布し
ていた。
 追加接種後15ー60日:31.7%ー41.3%
 追加接種後5か月以降:-2.8%ー14.6%
また、mRNAワクチンの追加接種の重症化予防効果は、2回目接種後5
か月と比較し、以下の通りであった。
 追加接種後15ー60日:87.4% [95%CI: 83.3ー90.5]
 追加接種後5-6か月:87.2% [84.2ー89.7]
※1 重症例は、酸素投与の実施、集中治療室への入院、または死亡と定義された。
※2 シンガポールでは、mRNAワクチンの初回シリーズ接種完了の5か月後頃に追加接種を受けることが推奨されている。
1.

Ng OT, Marimuthu K, Lim N, Lim ZQ, Thevasagayam NM, Koh V, Chiew CJ, Ma S, Koh M, Low PY, Tan SB, Ho J, Maurer-Stroh S, Lee VJM, Leo YS, Tan KB, Cook AR, Tan CC. Analysis of
COVID-19 Incidence and Severity Among Adults Vaccinated With 2-Dose mRNA COVID-19 or Inactivated SARS-CoV-2 Vaccines With and Without Boosters in Singapore. JAMA Netw Open.
2022 Aug 1;5(8):e2228900.

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