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参考資料2 都道府県における標準化及び評価指標等に関する取組事例 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29730.html
出典情報 データヘルス計画(国保・後期)の在り方に関する検討会 高齢者保健事業の実施計画(データヘルス計画)策定の手引きに係るワーキンググループ(第2回 12/13)《厚生労働省》
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1.都道府県へのヒアリング結果サマリ(3)
データヘルス計画の標準化の取組(3/4)
<共通の評価指標の設定>
共通の評価指標を設定するにあたっては、市町村の理解を得ながら取組を進めることが重要である。
 共通の評価指標を設定することで、各市町村横並びでの比較が可能になるが、現在、静岡県、滋賀県が共通の評価指標を
設定している。また、東京都が試行的に共通の評価指標を設定し、検討を行っている。
 静岡県については、共通の評価指標を設定して各市町に提示しているものの、使用の有無は各市町に委ねている。
(P.20-21参照)
 滋賀県については、評価指標だけでなく、目標値まで共通化して市町に提示している。市町によって進捗や事業の実施体制
が異なることから、市町からは、目標値まで共通化することには反対する意見もあった。一方で、共通の目標値を設定すること
で県と市町が両輪で取組を進めることができるという意見もあったため、県としても後者のメリットのほうが大きいと感じ、目標
値まで共通化した。市町の保健事業担当者との会議の際に、共通の評価指標と目標値の設定が、保健事業を行うにあた
り必要な取組であることを繰り返し訴え、合意を得ることができた。(P.23-24参照)
 東京都については、保健事業全体の共通の評価指標と個別の保健事業に係る共通の評価指標を試行的に設定している。
次期データヘルス計画の策定時に各区市町村に参考にしてもらうことを想定しており、現時点では、項目・活用方法を含め、
検討を行っている段階である。(P.7-8参照)

共通の評価指標を設定する前段階として、市町村が事業を評価する上で参考となる指標を市町村に提供する
ことで、自市町村の立ち位置を把握してもらい、評価を支援する取組も有効である。
 長野県については、各市町村がデータヘルス計画全体を評価する上で参考となる100以上の指標を一覧化したものを平成
30年度に作成し、令和元年度から市町村に提供している。また、糖尿病性腎症重症化予防事業についての成果や実施量
を評価するための参考データを国保連合会と協働して作成し、令和2年度から市町村に提供している。(P.10-18参照)

課題意識を共有できる部分から共通の評価指標の設定に着手することが重要である。
 全ての区市町村が実施している取組であるため、特定健診と特定保健指導については、共通の評価指標を設定しようと考え
ている。(東京都)
 全ての市町村が取り組む事業、かつKDBから取得できる評価指標であれば共通の評価指標を設定することが可能と考えて
いる。(大分県, P.25参照)

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