よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別紙1○先進医療Bの総括報告書に関する評価について(告示番号旧51/ UMIN000042408) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00052.html
出典情報 先進医療会議(第116回 11/10)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

一方、Druggable な遺伝子変異は下図に示すように治療薬または臨床試験(治験
含む)があるものを集計しています。

このように、F1CDx の解析結果レポートだけで判断すれば、単純な頻度とし
て示せますが、実際の治療に適応できるかどうかは、専門家によるエキスパート
パネルで十分検討する必要があります。従いまして、本研究では最新のエビデン
スや臨床的判断を考慮した上で、保険診療で実施されるエキスパートパネルと
同様な体制で検討し推奨治療を決定しました。そのため、F1CDx 解析結果レポ
ートではリストアップされた薬剤でも、エキスパートパネルで推奨されない場
合があります。また、逆に、F1CDx 解析結果レポートでは薬剤がリストアップさ
れていない遺伝子変異(Actionable だが Druggable でない)でも推奨薬剤を提示
できる場合があります。
具体的には、F1CDx 解析結果レポートでは、Druggable な遺伝子変異がある症
例、すなわち推奨薬剤がレポートに載っていた症例が 109 例ありました。しか
し、そのうちエキスパートパネルで推奨治療ありとなった症例は 86 例で、のこ
りの 23 例は推奨治療なしでした。
一方、エキスパートパネルで推奨治療を提示した 105 例のうち、上述の通り
Druggable な遺伝子変異があり、推奨治療が提示されたのは 86 例ですが、F1CDx
解析結果レポートに薬剤記載がない遺伝子変異(Actionable だが Druggable でな
い)に対して最新のエビデンスに基づいて治療薬剤を推奨できたのが 19 例でし
た。
以上がご指摘の「数が異なる」ことについての詳細な内容です。

1/2

9