よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


「かかりつけ医」の制度・環境の整備について〈議論の整理〉 (14 ページ)

公開元URL https://www.kenporen.com/press/
出典情報 「かかりつけ医」の制度・環境の整備について(議論の整理)(11/8)《健康保険組合連合会》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

「医師・医療機関の届出・認定」のイメージ(例)
 「地域医療連携の要となる共通の機能」に加えて複数の「国民・患者の希望や状態に合った
機能」を有する場合、高い機能を発揮できる証として、例えば、以下の仕組みが考えられる。
患者と医師の信頼関係が構築されるには、「医師」個人の能力や患者との相性が重要。
一方で、保健事業の委託やかかりつけ医不在時の対応を想定した場合、「医療機関」として
組織的にかかりつけ医機能が担保されることも重要。
 かかりつけ医機能の研修や総合診療専門医の認定等を受けた医師を配置する「医療機関」に
ついて、かかりつけ医機能の実績が一定基準を満たすこと等を条件に、公的に認定する仕組
みが想定される。
 認定の条件と関連付けた施設基準を設定し、診療報酬で評価することも想定される。
※ 薬局の場合、法律に基づいて「地域連携薬局」を認定する制度があり、調剤報酬の「地域支援体制加
算」の届出と連動させることにより、認定を受けた薬局を評価している。

 対象とする医療機関の範囲として、病院を含める場合、200床未満の中小病院に限定する
ことが想定される。
※ 「紹介受診重点医療機関」の対象範囲は、一般病床200床以上の病院。
注意

現行では、医療法に基づく医療機能情報提供制度のなかで、厚生労働大臣が定めた「かかりつけ医
機能」を医療機関が都道府県知事に報告し、ホームページで公開する仕組みがあり、「機能の明確
化」と「可視化」の受け皿となり得る。しかし、下記のひとつでも満たせば、自己申告によって、
「かかりつけ医機能あり」となるため、今のままでは十分な機能が発揮されない懸念がある。
 日常的な医学管理及び重症化予防
 地域の医療機関等との連携
 在宅医療支援、介護等との連携

 適切かつ分かりやすい情報の提供  小児かかりつけ診療料の届出
 機能強化加算の届出
 地域包括診療加算の届出
 地域包括診療料の届出

13