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資料4-1   精製下垂体性性腺刺激ホルモン (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198856_00022.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議(第50回 1/26)《厚生労働省》
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4.要望内容について企業側で実施した海外臨床試験成績について
要望内容について企業側で実施した海外臨床試験はない。

5.要望内容に係る国内外の公表文献・成書等について
(1)無作為化比較試験、薬物動態試験等の公表論文としての報告状況
代表的な公表論文の概略について、以下に示す。
<海外における臨床試験等>
1)

A prospective and randomized study of ovarian stimulation for ICSI with recombinant FSH
versus highly purified urinary FSH.(Gynecol Endocrinol 2000; 14: 5-10)7)
卵細胞質内精子注入法(以下、
「ICSI」)を実施予定の 37 歳以下の女性を対象に、COS に

おける本薬及びホリトロピン

アルファ(遺伝子組換え)(以下、「r-hFSHα」)の有効性を

評価する目的で、無作為化比較試験が実施された(本薬群:60 例、r-hFSHα 群:60 例)

本薬及び r-hFSHα の用法・用量はいずれも次のとおりとされた。GnRH アゴニストによ
る下垂体脱感作後、最初の 7 日間は 150 又は 225 単位/日(30 歳以下は 150 単位/日、31~
37 歳は 225 単位/日とされた)を皮下投与し、8 日目以降は個々の被験者の卵巣反応に応じ
て用量を調節することとされた。17 mm 以上の卵胞を認めた後、hCG の投与により最終的
な卵胞成熟を誘発し、採卵を行うこととされた。
有効性について、採卵数(平均値±標準偏差)は、本薬群及び r-hFSHα 群でそれぞれ 10.5
±5.7 個及び 10.7±6.8 個であった。また、ET あたりの臨床妊娠率は、本薬群(154 周期)
及び r-hFSHα 群(160 周期)でそれぞれ 32.2%、37.9%であった。
安全性について、重度の OHSS は認められなかった。
2)

Induction of ovulation in women undergoing assisted reproductive techniques: recombinant
human FSH (follitropin alpha) versus highly purified urinary FSH (urofollitropin HP).(Hum
Reprod 2000; 15: 1021-7)8)
IVF 又は ICSI を実施予定の 18 歳以上 38 歳以下の女性を対象に、COS における本薬及び

r-hFSHα の有効性及び安全性を評価する目的で、無作為化非盲検並行群間比較試験が実施
された(本薬群:75 例、r-hFSHα 群:80 例)。
本薬及び r-hFSHα の用法・用量はいずれも次のとおりとされた。GnRH アゴニストによ
る下垂体脱感作後、最初の 6 日間は 150 単位/日を皮下投与し、7 日目以降は個々の被験者
の卵巣反応に応じて用量を調節することとされた。最大投与量は 450 単位/日とされた。
18 mm 以上の主席卵胞を認め、このほかに 16 mm 以上の卵胞を少なくとも 2 個認めた後、
hCG の投与により最終的な卵胞成熟を誘発し、hCG の投与 34~38 時間後に採卵を行うこ
ととされた。

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